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製鉄遺跡の保存、1万6,700平方メートルに

 市は4日、柏崎フロンティアパーク事業(産業団地造成)に伴う軽井川南遺跡群(製鉄遺跡)発掘を巡り、遺跡の保存拡大と遺跡公園整備のための用地取得費を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案を市議会に送付した。債務負担行為補正で3億3,400万円(2009年度―13年度)を計上した。11日に招集される臨時会に提案する。

 軽井川南遺跡群は、西川前市長時代の昨年10月15日の議会臨時会で、フロンティアパーク事業を継続し、記録保存を前提に下ヶ久保C遺跡の一部1,400平方メートルは盛り土保存とし、追加の発掘調査費3億円は市が負担、調査期間を2年延長するという方針での調査費補正予算案が可決された。

 その後就任した会田市長は保存部分を拡大したいとして、フロンティアパーク事業主体の中小企業基盤整備機構などと協議を続けてきた。今回の補正予算案は市長が新たに打ち出した方針に伴うもので、同事業の推進を前提とするが、文化財保護の視点から可能な限り遺跡を保護し、活用面から遺跡公園の整備をしたいとしている。

 具体的には南遺跡群の保存範囲を、これまでの下ヶ久保Cのほか、同D(同Eの一部も含む)も含め8,000平方メートルに拡大し、遺跡公園として活用する。また、造成地に影響が少なく、製鉄炉の存在が確認され、価値の高い周辺部の3遺跡8,700平方メートルは発掘調査を行わず、現状保存とする。遺跡の保存面積は合わせて1万6,700平方メートルとなり、現行方針(1,400平方メートル)に比べ、10倍以上になる。

(2005/ 4/ 4)

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