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赤れんが棟保存目指し市民運動

 県の近代化遺産である旧日石加工柏崎工場の赤れんが建物が解体される問題を巡り、「赤レンガ棟を愛する会」が30日、市民プラザで集会を開き、市内外から約80人が集まり、改めて貴重な産業遺産として確認した。「愛する会」は建物の保存に向け、早急に市民運動として盛り上げていく構えだ。

 集会では、県文化財調査委員の山崎完一さんが「れんが造りの建物は近代の産業遺産」とした上で、これまでの経験から保存運動にはかなりの時間を要することなどを説明。「保存は結果でなくプロセスが大事。解体までに時間がなく、所有者に壊すのをしばらく待ってほしいと要請するしかない」と話した。

 一方、市立博物館の三井田忠明館長は「れんが倉庫は明治時代から今日まで、柏崎の産業経済を支えた2つの地場産業を象徴する歴史的建造物」と述べた。また、「柏崎市民は文化の蓄積されたものを残すことに逃げ腰になっている。れんが倉庫を残す残せないかの議論をもっと十分にすべき」とも語った。

 集会に先立って現地見学も行われ、同工場敷地内に残るれんが造りの建物2棟を見て回った。

 

(2005/ 8/ 1)

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