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旧満州柏崎村跡地で会田市長らが慰霊

 旧満州柏崎村開拓団の跡地などを訪ねた「中国東北地区友好・慰霊の旅」の一行が19日、帰国した。この旅は、長い間分からなかった柏崎村の場所が昨年ようやく見つかったことを契機に実現。戦時中、国策に協力して開拓団を送り出した市と柏崎商工会議所も参加した。現地で慰霊祭を行い、多くの人が犠牲になった満州開拓避難民の歴史を改めて心に刻んで、柏崎の「戦後処理」として一つの区切りを付けた。

 友好・慰霊の訪問団は、柏崎村開拓団の引き揚げ者で、跡地を捜し当てた市内向陽町の巻口弘さん(71)を団長に、会田市長、西川勉県議、坂井弘・柏崎商工会議所専務理事、植木柾雄・柏崎地域国際化協会副会長ら19人。柏崎村開拓団の避難民が一緒に冬を過ごした大古洞開拓団の関係者も加わった。14日から黒竜江省に滞在し、省都ハルビンを拠点に、車で累計1700キロを走行する行程となった。

 通河県にある柏崎村跡地は15日に訪問。開拓民が仰いだ梹榔(ひょうろう)山の位置や土塀の跡から巻口さんが本部跡と推定した草地で慰霊祭を開いた。目に涙をにじませた巻口さんが「亡くなった皆さんの魂を日本に連れて帰りたい。私どもの未来をお守り下さい」と述べ、会田市長は「旧満州の地に来られ、志半ばで辛酸をなめて亡くなった皆さんに、市民を代表して哀悼の意を表したい」とあいさつした。

(2006/ 5/20)

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