PHOTOニュース

柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)


幅広いジャンルで楽しませた新生音市場。この一つ、太鼓集団「鼓明楽」 は会場と一体感となり、エネルギッシュなステージを繰り広げた=21日、 アルフォーレマルチホール (2024/04/22)

>>過去記事一覧
故竹田さんの遺志「えんまねこ物語」完成

 県内の創作太鼓の作曲と指導で知られた竹田満さんが伝え残した「えんまねこ」の物語がB5判12ページの絵本「えんまねこ物語」となってこのほどよみがえった。市内城東2の詩人・牧岡孝さん(71)が文を作り、竹田さんの長女・岩崎共美さん(36)が絵を担当した。

 この物語は、えんまさん(閻魔堂)の隣で駄菓子屋を営んでいたおばあちゃんと野良猫「エンちゃん」の話。おばあちゃんに拾われたエンちゃんがいつしか子猫を次々と連れてくるようになる。牧岡さんはこの話を竹田さんから、2001年の8月5日に聞いた。竹田さんと牧岡さんは潟東村(現新潟市)の創作劇の指導で一緒になり、その折「私が絵を描いて、できれば地元で本にしたいので物語を作ってほしい」と頼まれた。

 しかし竹田さんは年が明けた02年4月に病気のため61歳で死去。今回、その遺志を牧岡さんがようやく実現した。本のデザインを担当したのが共美さんだけに、制作は順調に進んだ。「父と縁のある仕事ができて幸せ」と話す共美さんは現在、千葉県在住だ。

(2006/ 6/13)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。