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狐の夜祭り、雨に負けず楽しむ
幻想的な雰囲気で多くの人に親しまれている市内高柳町の「狐の夜祭り」が八日、同町栃ケ原と漆島で行われた。前日からの強い雨で山道での行列やイベントの一部が中止になったが、地域の人たちは手づくりの祭りの良さを楽しんだ。
この祭りは1989年、地域の活性化を目指す若手・中堅グループが独特のキツネの絵を描く画家と知り合ったのをきっかけに、地元の狐伝説をアレンジして創作。白装束に狐の面、ちょうちんを手に夜の山道を歩くようになったのは3年目からだ。
高柳地方は7日夜から強い雨が降り続き、雨の中での祭りは今の形になってから初めて。栃ケ原でのマジックショー、漆島での太鼓演奏などが中止になった。祭りのクライマックス、狐のちょうちん行列は例年より少なく、地元と大洲コミュニティ関係者ら約120人が参加。午後5時、笛の調べに乗って行列が栃ケ原を出発すると、待ちかまえていたカメラマンが一斉にフラッシュ。途中、雨が強くなったため、山道での行列は中止し、漆島の入り口から再開した。
(2006/10/10)
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