PHOTOニュース

ハナモモ畑を管理する池田寿一さんから話を聞く鯨波小と米山小の児童= 18日 (2024/04/19)


県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

>>過去記事一覧
柏崎原発反対団体などが閉鎖を主張

 柏崎刈羽の地元反原発3団体と、地震や金属材料学の専門家が7日、県庁で記者会見し、中越沖地震で想定を大きく超える地震動を観測した東京電力柏崎刈羽原発は機器や建屋が変形した可能性があり、運転再開はありえないとの見解を発表した。

 3団体は「東電・国の地震想定の誤りは私たちが33年間指摘し続けたこと」「(政府の)地震調査委員会は長岡平野西縁断層帯の大地震を警告している」とし、柏崎刈羽原発の設置許可の取り消し・返上を求めた。

 専門家らでつくる「地震と原発」研究会のメンバーのうち、柏崎刈羽原発訴訟の控訴審で応力腐食割れなどをめぐって原告住民側の証人になった井野博満・東大名誉教授は「原子炉内外の重要機器がひずみ(塑性変形)を受けた可能性が高い」との考えを示した。事故の危険性として「こういう原発を再運転することは、尻もち事故で塑性変形を起こした機体を修理して再運航した日航機事故の轍(てつ)を踏む恐れが大きい」と例を挙げた。

 地震が専門の石橋克彦・神戸大学都市安全研究センター教授は柏崎刈羽原発の閉鎖を主張し、「震源域がもう少し南西寄りだったり、マグニチュードが新潟地震並みの7.5程度だったりしたら、重大事故が起こり『原発震災』になっていたかもしれない。新しい耐震設計審査指針の基本方針に照らせば原発立地には完全に不適格」とした。

(2007/ 8/ 8)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。