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農業用水のパイプラインほぼ復旧

 震災の中、コシヒカリの出穂期に入り、農業用水の確保が緊急の課題となっていたが、損傷の大きかったパイプラインが6日までに一部地区を除いて復旧。鯖石川の藤井堰(ぜき)からも通常に近い水量で取水が行われている。

 県柏崎地域振興局農業振興部がまとめた柏崎市・刈羽村の農業関係被害(農業集落排水と森林・林業を除く)は、農業施設438棟、畜産施設90棟、農産物21件、畜産物6件、農地25カ所、42.9ヘクタールのほか、ため池84カ所、水路146カ所、農道37カ所など。

 柏崎刈羽の全水田面積の約3分の1に農業用水を供給する市内の藤井堰では、堤防に複数の亀裂が入り、水位を下げなければならない事態となった。治水と利水の関係機関が連携して応急修理を進め、当初は通常の80%程度、フェーン現象となった2日からは本来に近い取水量を確保。用水路は一部に損傷が見られるものの、用水を流し始めた。

 また、農業用水を効率的に使うため、柏崎地域ではほ場整備と併せて農業用水のパイプライン化を推進し、柏崎市・刈羽村で約1100ヘクタールがこの方式となっているが、今回の地震では各地でパイプラインが破損した。「できる限りの水を送れるように全力を尽くしたい」と、国、県、地元土地改良区が県内土地改良区の応援を得て地震直後から調査。部分的に通水しては漏水個所を直し、さらに次へ進んでいく方法で復旧工事に取り組んだ。

 その結果、市内中通地区の一部、刈羽村の一部を除いて送水が可能になった。

(2007/ 8/ 9)

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