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工科大で増築2棟が完成
市内藤橋、新潟工科大(布村成具学長)で昨年4月に着工した福利厚生棟と講義棟が完成した。学内設計競技の最優秀作を基に、斜面と周景を生かした機能性などに工夫を凝らした。
食堂南に増築した福利厚生棟は鉄筋コンクリート地下1階、地上2階延べ約1090平方メートル。1階は売店、吹き抜けの食堂・喫茶など。ガラス張りでテラスを設けた。2階は4室にできるオープンスペースのスタジオ。工房などとして24時間開放する。杉木立を借景に生かし、外に向けては学内の活気、夜間の照明をアピールする設計上のねらいがある。
講義棟は地下4階、地上1階延べ約980平方メートル。駐車場から入る地下4階に1・2年全員と3年希望者分のロッカー室。地下2階に150人収容の2教室。大講義室のある南棟と橋状通路でつないだ。増築2棟と中央階段を雪国のがん木風回廊で結び、斜面を芝生の中庭とした。建築費約8億円。
(2008/ 4/ 4)
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