豪雪地域の課題解決に向け、完成した実験棟の屋根雪の重さを量る荷重計を指さす富永教授=6日、新潟工科大 (2024/12/12)
メスから取り出した卵に人工授精する片山部長(右)ら=市内青海川のさけのふるさと公園 (2024/12/11)
「お父さんと作ろう クリスマスケーキ」の講座。甘い香りと和やかな雰囲気に包まれた=7日、市民プラザ (2024/12/10)
>>過去記事一覧
市内別俣地区の有志による別俣農村工房(桑原勝一代表)が27日、旧別俣小校舎を有効活用した農村体験交流施設「田舎の学校 きらら」の開校式を行う。市内唯一の木造校舎を貴重な資源として活用したいという地元の熱意が実ったもので、広くたくさんの利用を呼び掛ける。
旧別俣小は2005年春の閉校によって、市教委が当初は解体撤去の方針を出した。これに対し、別俣コミュニティ振興協議会が旧校舎の有効活用をしたい意向を示し、「農林業の作業体験、農産物の加工・販売、農村の生活や文化の体験などの活動拠点施設に活用」などを盛り込んだ要望書を提出した。こうした地元の熱意を尊重し、市が譲与した経緯がある。
農村工房では、古くからの懐かしい農村文化を体験し、自然の大切さ、人とのかかわりを感じることができる場を目指し、準備を進めた。活用するのは旧校舎のうち、2階建ての教室棟(広さ延べ約900平方メートル)など。県補助金、工房の自費で昨秋から今春にかけ、建物の耐震補強工事を行い、消火設備なども整えた。教室内には古い農具、昔の生活用品も展示した。
工房のスタッフは10人。ほかに、県認証の「なりわいの匠(たくみ)」として竹、わら細工、そば打ち、山菜加工などに約50人がサポートするなど地域挙げて取り組む。当面は週末、長期休暇などの際に数人程度のグループから日帰り体験などを受け入れる。
(2008/ 4/22)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。