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時田直也さんが歌とトークで元気贈る

 全盲のピアノ弾き語り声楽家・時田直也さんによる中越沖地震・再起支援コンサート「歌声に希望をのせて」(同実行委員会主催)が8日、柏崎エネルギーホールで開かれた。心にしみるバリトンの歌声とトークが、ぎっしり埋まった会場に感動と元気を贈った。

 時田さんは1960年、神戸市生まれ。生後半年で未熟児網膜症と診断された。大阪音楽大を卒業し、現在は国内外で活動を続ける。95年の阪神淡路大震災では自宅が全壊。入院中だった父親はその1カ月後に亡くなった。

 コンサートは「野に咲く花のように」「エーデルワイス」などの曲から始まった。時田さんは「阪神大震災を体験し、今生かされていることが奇跡のように思える。地震に遭った柏崎で歌わせていただくことに、出会いの不思議さを感じざるを得ない」と語った。

 時田さんの目を治すことができないと知った時の父親の愛を話し、「父は亡くなるまで『お前が生まれてくれて本当にうれしかった』と言っていた」と振り返った。聖書の一節を紹介し、会場と一緒に「翼をください」「ふるさと」に声を合わせた。「皆さんの声がこだまする。音楽は心を1つにする」とも述べた。

(2008/ 7/10)

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