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高柳の山中集落でスイセンロード

 市内高柳町の国道252号から山中集落に至る道の両側で、スイセンの花が次々と開き始めた。20年前に植えた球根が増えたもので、集落に春の訪れを告げている。

 山中は標高200メートルの斜面にある32世帯の集落で、国道からの標高差は約100メートル。約2キロのつづら折りの道で結ばれている。

 スイセンは20年前、現在、地区自治会長を務める石塚昌雄さん(72)が「雪解けの春1番に咲くスイセンで、集落への道を飾りたい」と夢を描き、道路脇の約100メートルに30―40センチ間隔で球根を植えたのが始まり。翌年、旧高柳町公民館の分館事業となり、数人の仲間と植栽を続けた。球根は購入したものだけでは足りず、毎年、集落内の家々の庭から少しずつ分けてもらったという。このため、数種類のスイセンが交じっている。

 同集落は豪雪地の高柳の中でも雪の多い所。道路脇のスイセンは除雪車に押され、削られてなかなか増えなかったが、植え方を工夫し、根気よく手入れを続けた結果、次々に球根が増えて、花が帯状につながるまでに大きくなった。

(2009/ 4/18)

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