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国体賞状、和紙使用拡大アピール

 9月に開幕するトキめき新潟国体の天皇・皇后杯の賞状用紙に、門出和紙など県内5つの紙漉(す)き職人でつくる「越後生紙(きがみ)振興会」(代表=門出和紙・小林康生さん)の和紙が使われることになった。大会では各競技の団体、個人用にたくさんの賞状が必要で、小林さんらは「越後人のもてなしの心を発揮したい」と団体用の賞状用紙でも和紙の使用を希望しており、柏崎・刈羽では「新潟国体に生紙の賞状用紙を送る会」の柏崎刈羽地区会(大矢良太郎会長)を立ち上げて、和紙を使う際の差額分の募金活動を始めた。

 今年1月に振興会を発足させたのは、門出和紙のほかに、小国和紙など長岡市内の2軒と、東蒲原・阿賀町、十日町市の計5軒。天皇・皇后杯用の用紙は、天地34センチ、左右48センチで、裁ち落としをしない「耳付き」と呼ぶもの。県内にこのサイズの紙漉き用具はなく、振興会で特注もした。用紙は予備を含め、約80枚になるという。

 高知県など和紙の産地では、国体の際に出来る限りの賞状を和紙で製作しており、小林さんらも「自腹を切ってでも」と意気込む。競技別の賞状用紙は基本的に県でまかなうが、用紙の選択などは開催自治体の裁量に任されており、小林さんらは「多くの自治体で使ってもらえたら」と願いを込める。団体表彰分で各自治体に採用されると、予備を含めて約1000枚に。和紙は割高となるため、振興会の熱意に支援の輪も広がり始めている。

(2009/ 4/21)

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