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少年少女合唱団のコンサート。アンコールでは会場と一緒に「ふるさと」 を歌って楽しんだ=24日、アルフォーレマルチホール (2024/03/28)


西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)

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市・商議所が研精舎社長に工場存続要望

 会田市長と柏崎商工会議所の松村保雄会頭は4日、民事再生中で市内に主力工場のある研精舎(本社・東京大田区)の水谷渉社長に対し、柏崎工場の存続、従業員の雇用確保を市役所で要望した。

 同社は5月25日、東京地裁に再生法適用を申請し、同29日に同地裁から再生手続きの開始決定を受けた。国内には柏崎と長岡に工場があり、柏崎の2工場が直前まで操業していた。中国の上海工場は事業譲渡の方向でスポンサー候補と交渉中。主力の柏崎工場は閉鎖の予定で、今月24日付で約370人が全員解雇される。

 水谷社長は再生手続き申請後初めて説明に訪れ、申立代理人ら2人が同行した。市長らは要望書で1967年の柏崎進出以来の同社の経済、雇用面での貢献に感謝。再生手続きについて「社員、協力企業にとってはもちろん、市の産業界、すべての市民に大きな衝撃と不安を与えた。再生計画において、柏崎工場の存続、従業員の雇用の確保にご努力いただきたい」と求めた。市長が要望書を読み上げ、会頭と連名で同社長に手渡した。

 面談は非公開で行われた。市などによると、水谷社長は今日の事態までの経過を説明。市などの要望を「真摯(し)に受け止めたい」とはしたものの、存続の可能性については「債権者、各方面に働き掛けはしているが、現状では非常に厳しい」と述べた。同社で明らかになった粉飾決算については「調査中」とだけ答えた。また、社員の再就職などで市、商議所の協力を求めた。

(2009/ 6/ 4)

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