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雪中貯蔵酒を雪室から搬出

 市内鵜川地区で21日、「雪室」から、貯蔵の日本酒を搬出する作業が地区住民、原酒造の手で行われた。今年の利用研究は少雪で計画の3分の2の雪しか確保できなかったが、まだ多くの雪が残り、「通年利用へ期待の持てる成果」と関係者は夢を膨らませた。

 この取り組みは、新潟工科大学、鵜川雪室の会、大洲雪の会、柏崎農協、原酒造、越後みそ西などが協力して2001年から進める「雪の冷却エネルギー有効利用」研究。今シーズンは旧鵜川小プールに貯蔵用コンテナを置き、周囲を雪と断熱シートで覆う「雪山式雪室」と、倉庫を改造し、この中に貯蔵品と雪を入れる「屋内式雪室」で、日本酒やみそを保存してきた。

 このうち「雪山式雪室」は300トンの雪で覆う計画だったが、記録的な少雪で180トンにとどまった。しかし、雪だるま財団(旧安塚町)開発の特殊な断熱シートの効果は大きく、現在約50トンの雪を残し、コンテナ内の温度も6月中旬までは零度、搬出時で3度を保った。

 2つの雪室から搬出された酒は、首都圏向けの純米酒「雪の中で寝かせた酒」、市内向けの純米吟醸酒「銀の翼雪囲い酒」。9月上旬から発売を開始する。「雪中貯蔵した酒はアルコールと水の分子が融合し、角がとれた味わいになる」と原酒造の担当者。日本酒の瓶に触れた人たちからは「良く冷えているね」の声。

(2009/ 7/22)

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