子どものころ、これは「キンポウゲ」という花だと教えられたような気がする。正しくは「ウマノアシガタ（キンポウゲ科）」らしい。道端などにいくらでもあるので、かえってあまり注意を向けることもなく過ごしてきたが、あらためて注意してみると、黄色でつやのある花が実に美しい。
「永い間、大変失礼しました」と言う感じである。
先日､海に面している斜面で「ハマハタザオ」の花がちょうど綺麗に咲いているのに出会った。あまり目立たない「ハマハタザオ」の花を、どちらかと言えば草の幹に気をとられて、花をよく見たのも初めてである。
カメラを持っていなかったので､４日ほど用が続いた後で､行ってみたらどれも写真に撮るには遅すぎる状態になっていた。
道端大好き人間だが、ここでも花に失礼を重ねてしまったようである。