２００２．０２．１５撮影

　西山町のＮさんの写真が必要で、出かけて写真を撮り、ついでに長嶺大池の白鳥にお目にかかれるような良い天気をねらっていた。たまたま昨晩から天気予報で晴れを約束していたので、今朝は早めに電話した。ところが残念ながらこれから用事で出かけられるとのこと。Ｎさんの写真の方は駄目だったが、白鳥の方だけでもと行って来た。

　ときどき、グループで飛び立つものあり帰ってくるものあり、結構賑やかなものである。人影を見ると、餌を期待して近くに寄ってくる。子供連れの人たちがパンくずか何かやったりしていた。
　遠い北の国からほんとにご苦労さん。

「イラクの問題はどうなるだろう？」
「うん、おれたちが北へ帰る空を飛んでいる頃、戦争が始まっているかも知れない。戦争といっても、まったく一方的な攻撃だけだけれども」
「おれたち、大丈夫だろうか？」
「いくらなんでも、通り道はイラクからは遠いから、おれたちが撃たれることはないだろう。でも、人間は、お互いに殺し合いをする動物なんだ」
「人間が人間を殺す！人間ってみんな殺し合いが好きな動物なんだ？」
「そんなことはない。あくまでも平和的解決の道を探るべきだ。戦争は最後の最後の最後の手段でなければならないと訴えている人たちも世界中にたくさんいる」
「おれたちは武器をもたないが、地球上何千キロもの範囲で生活している。おれたちの住み処に何億という人間も暮らしていると言ってもよい。おれたちの海で、おれたちの大陸で、人間は争いをやらないで欲しいと主張する権利はおれたちにもあるなあ」

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