ハマヒルガオ

2003.06.14記

6月2日撮影

 海岸から御野立公園に上がって、鯨波から国道に出る三叉路の道端にハマヒルガオが咲いていた。ハマヒルガオの写真は撮ったこともあり、ねらっていたわけではないが、この日は花の数が多いのにふと心を惹かれた。背景にチガヤが雑然としていたり、「国土交通省」の杭が邪魔だとも思ったが、「まあ、いいや」と一枚だけ撮ってきた。
 あとで見てみたら、杭も大して邪魔にならず、撮影場所を忘れないためにもいいと、自分としては結構気に入って、「漫歩系のアルバム」の一枚にしても良いかも?などと考えたりしているが、一人よがりかも知れない。 

 道ばたの雑草。私にとっては友だちであっても、今は「人間社会の敵」のように考えられている。それで、交通の邪魔になるからと、刈り倒されるのはやむを得ないかと諦めているが、あの除草剤散布だけはできたら御免こうむりたい。私のようなのが知らないで草むらに入り込むのが怖いこともあるが、草たちが半月あまりかけてじわじわといじめ殺されるように枯れてゆく姿を見るのがなんともやりきれないのである。
 私の気のせいであろうか。少なくとも国道では最近あまり除草剤が使われていないように感じて喜んでいるのだが。

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