
「下田歌子とその時代」をテーマにしたロビー展。説明する久保貴子・下田歌子記念女性総合研究所専任研究員(中央)=市内諏訪町、キーン・センター (2023/06/08)

3年がかりの修復を終え、寺に戻った市指定文化財「涅槃像」の開眼式= 4日、市内若葉町の極楽寺 (2023/06/07)

「クリーンデー柏崎」。地域緑化を目指し、子どもらに交じり、桜井市長も手伝って花苗を植えた=4日朝、市内米山台2の御殿山公園 (2023/06/06)
>>過去記事一覧
この冊子は、市が昭和五十六年から作っており、柏崎原発の設備概要・運転状況と昭和四十年代からの経過年表を中心に、トラブルの状況、安全協定条文、電源三法交付金事業一覧などを収録。毎年度末に内容を改訂し、関係機関などに配布してきた。
今年のものはA4判・五十一ペ-ジ。平成九年度の広報・安全等対策交付金事業で約四百九十万円をかけて三万一千部を作成、そのうち三万部を「広報かしわざき」の今月五日号と一緒に世帯配布する。市原子力安全対策課では「すでに誘致から約三十年を経て、原発がどういう経過で建設されてきたか分からない人も増えた。これまでのことを知ってもらってから、市民が今後の時代を考えていくための一助になれば」と話している。
ただ、内容は前年の冊子と比べると三十一ペ-ジ少なくなり、環境放射線監視調査の概要や防災計画、これまで年表本編とは別に掲載していた住民運動・訴訟の経過などを削って再編集した。
これについて同課では「放射線監視や防災計画は他の方法でも広報しているので重複を避けた。住民運動なども主なものは年表に入っており、あえて推進・反対の色分けをするような部分は除いた」と説明している。
この冊子は来年以降も引き続き改訂していくが、中心となる経過と概要は基本的には大きく変わらないことから、全戸配布は今年だけにしたい方針だ。
(1998/ 4/ 2)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。