
「下田歌子とその時代」をテーマにしたロビー展。説明する久保貴子・下田歌子記念女性総合研究所専任研究員(中央)=市内諏訪町、キーン・センター (2023/06/08)

3年がかりの修復を終え、寺に戻った市指定文化財「涅槃像」の開眼式= 4日、市内若葉町の極楽寺 (2023/06/07)

「クリーンデー柏崎」。地域緑化を目指し、子どもらに交じり、桜井市長も手伝って花苗を植えた=4日朝、市内米山台2の御殿山公園 (2023/06/06)
>>過去記事一覧
数字が急激に落ちてきている原因には、「存在がわからない」「PR不足」「待ちの経営」「外観が冷たい感じがする」などの反省点が出されているが、三館別々の財団法人で経営されていることから、「総合的な力が発揮されていない」という点も指摘。 一方、コレクションビレッジの客数が大幅な減少を見る半面、すぐ隣に位置する「とんちン館」は健闘しており、九年度は四万七千八百八十一人の入り込みで、前年度(五万三千一人)より減ったものの、減少率を一割程度に抑えている。
この対比についてコレクションビレッジ側は、「導入路に問題がある」「とんちン館一館を見ると疲れて次を回る気がしないのでは」などの見方をしているが、「近くまで客が来ていることは間違いない」と数字を重く受け止めている。
コレクションビレッジの将来については、市観光研究開発委員会がこのほどまとめた「市観光振興ビジョン」の中でも触れられており、「広報活動の推進」や「展示方法の見直し」「展示品拡大と蒐集家のネットワークの構築」など活性化のための様々な提言がされている。また、その運営に対しても「集約化」「市の支援策の必要性」を訴え、その現状から即時の対応が求められているとしている。
三館の建物の所有者である市でも極めて深刻な状況と判断しており、国道8号沿いの導入路に市のサインシステムの第一号として大きな表示板を立てたり、日本庭園の手法を取り入れた斬新な階段を造ったり、様々な支援策を実施してきている。また十年度も百万円の予算を計上し、三館を支援する方針を固めている。
(1998/ 4/ 4)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。