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豊かな自然を背景に、上演された綾子舞。かがり火がたかれる中で、優美に披露された=25日夜、市内鵜川の綾子舞会館前 (2022/06/27)


コラボをしたいろはや製餡所の小田代表取締役(中央)ら関係者と、仲立ちの柏崎信金職員=23日、柏崎信金本店 (2022/06/24)


タマネギの収穫作業を進める農家=22日、市内藤井 (2022/06/23)

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刈羽村民がラピカ茶道館工事で住民監査請求

 刈羽村生涯学習センター「ラピカ」の敷地内にある別棟の茶道館をめぐり、当選一期の村議3人を含む7人が11日、「坪200円という建設費は常識を超えた高額な公金支出」として、支払い済みの工事費と適正価格との差額を返還するよう加藤村長に求める住民監査請求を提出した。

 請求は
(1)構造材などは標準仕様とかけ離れた高額な木材
(2)かわら、1枚12万8千円の畳は特注品
(3)積算根拠に東京の単価を使用
とし、「これらを承知で発注したため、坪200万円、総額5400万円と公共の茶室としては常識を超えた高額になった」としている。また、「『最少の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない』との地方自治法の規定は、予算執行機関に法的義務を課したもの。費用対効果という点からも、住民感情として納得し得るものでない」と、村長に返還を勧告するよう監査委員に求めている。

 ラピカは電源立地促進対策交付金事業として、平成8年度に造成を、9、10年度に建設を行った。造園・外構工事などを含む総工事費は約64億円。うち、交付金は56億5600万円。茶道館の工事費は5400万円。昨年10月の全館オープンから3月末までの入館者数は81,600人余りで、茶道館は約2,000人だった。

 昨年9月の村議会定例会では、「入札並びに公共事業に関する行政の事務全般を調査する特別委員会」(安沢忠委員長)を設置。4月まで9回の委員会を開いて調査を終え、最終報告は正副委員長に一任した。最終報告案ではラピカの茶室について「積算単価が常識と掛け離れ、適当とは言えず、地域の実情に適した基準で積算されるべきだった」とされた。これに対し、設計業者は「数奇屋造りで京間のため、造作材、畳、かわらなどは特注で割高」と村、議会に設計思想と見積もりなどについて説明した。

 一方、9月定例会で村の代表監査委員は「刈羽村の気候に見合った材料を選ぶべき」と施工の不具合を指摘した。

 住民監査請求に当たり、吉田大介村議(34)は「当局は情報公開に消極的。議会も残念ながら、公共工事の適正さをチェックする機能を十分果たしていない。特別委は問題点を掘り下げ、行政に改善を求めるべきだった」と述べ、今後、住民訴訟も視野 に入れたいとした。

 請求を受け、監査委員は書類審査を経て、請求の翌日から60日以内に監査を行い、結論を出す。加藤村長は「村は議会に説明し、工事議決など正式な手続きを踏まえ進めた事業だ。住民監査請求を受ける覚えはない」と話している。

(2000/ 5/11)

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