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全寮制の中高一貫校、市内設置目指す

 市教育委員会が設置している中高一貫教育検討委員会(土田新吾委員長)の5回目の会合が16市役所で開かれ、導入形態となる「柏崎プラン」答申案の骨格を協議した。市内に中高一環の新設校設置を目指す内容で、3月中旬の最終委員会で正式に決定し、これを受けて市が県教育委員会へ働きかけることになる。

 現在までの案によると、一貫校は、広く県内から人材を集めるとともに、市内中学校への影響を少なくするため全寮制の県立校「柏崎中等教育学校」(仮称)として設置したい計画。中高一貫教育には既存の中学・高校の施設をそのまま利用する方法などがあるが、一貫教育の特色を最大限に生かすため、同一の施設内で一貫教育する中等教育学校を選択した。

 最大の特色は全寮制で、「様々な体験活動の展開を通して国際化社会を主体的に生き抜くたくましい人材の育成を目指す」という教育理念のもとで全人格的人間教育を行う。募集人員は2学級80人程度。可能な限り少人数で習熟度別教育を目指したい考えだ。学力検査は行わず、調査書、面接、適性検査などにより入学者を決定する。

 設置場所は学園ゾーン内。立地を利用した新潟産業大学や新潟工科大学との連携や環境共生公園での環境学習も行いたいとする。

 このほか地元の人材活用による多彩な講師陣、教育課程基準の特例の活用、体験学習・地域学習の重視、アジア各国の学校との交流(海外派遣)、生徒会および寮の自治活動の重視、学校図書館の夜間利用など数多くの特色を打ち出している。

 委員からは「様々な交流を図れるようセミナーハウスを設置してほしい」「できるだけ少人数で教育してほしい」「外国語だけでなく国語の教育も必要」「人文と自然科学の両方からアプローチができる教育内容に」などの意見が出た。

 設置目標年度については未定。県教委との話し合いの中で詰めるテーマとしながらも、7万平方メートル以上が理想とされる敷地の確保なども今後の大きな課題だ。

(2001/ 2/17)

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