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刈羽村住民投票でプルサーマル反対が多数

 既存の原発でプルトニウムを使う東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル計画の是非を問う全国初のプルサーマル住民投票が27日、刈羽村で行われ、即日開票の結果、反対1,925票、賛成1,533票、保留131票で、反対票が投票総数の53.40%を占めた。投票率は88.14%。当日有権者数は4,090人。品田村長は開票後の会見で「厳しく重い判断が出た。私自身、村の大きな正念場と考えている」と述べた。村長は28日午後にも平山知事と面会し、五時からの会見で1999年に村が与えた事前了解、プルサーマルに対する考えを示す。

 住民投票は27日午前7時から午後8時まで村内5カ所の投票所で行われた。投票率は、5人が戦った昨年秋の村長選の89.02%を0.8ポイント下回ったものの、村民の関心は高かった。開票作業は午後9時からラピカで行われ、10時ごろ、村選挙管理委員会の吉田哲也委員長が確定票を告げた。反対票は村の全有権者の47.07%で、過半数にはやや及ばなかった。

 品田村長は投票結果について、「単純に見れば計画の受け入れには反対と見ることができるが、事前了解という公式な村の立場、社会的責任の重さなどを総合的に考え、村としての最終判断を出す」と述べた。住民投票については、「村が他の自治体と異なる結論を出して、計画を進める際の整合性におかしな形が出てくる可能性がある。一自治体の中で完結できないテーマについては適当でないという考えは今も変わらない」としながら、「有権者の意思を確認する方法ということまでは否定しない」と述べた。

 プルサーマルについて東電は今年、福島第一3号機と柏崎刈羽3号機で実施したいとしているが、先行の福島は県知事の凍結発言で見通しが立っていない。柏崎も平山知事や西川市長が国内初の実施に難色を示している。4月から始まった柏崎刈羽3号機の定期検査で東電は、プルサーマルで使うウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の装荷判断を「6月中旬までに」と先送りした。

 国、東電は住民投票に危機感をつのらせ、トップが現地入りして安全性、必要性を訴えたが、村民の不安感、不満感をぬぐえなかった。柏崎日報社が投票4日前にまとめた調査で2割弱だった保留票は、解釈が最後まであいまいだったことから賛否へと動き、投票総数の3.63%にまで減った。また、同じ調査で、住民投票条例制定を求める署名には応じなかったが、投票では反対に投じると答えた人は回答の1割を超えた。最終盤で賛否双方の封書、チラシ配布に反発した動きはあったものの、結果的には直接請求の署名数と署名に応じなかった「不安・不満票」が反対票の多くを占める形となった。

(2001/ 5/28)

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