PHOTOニュース

産大・工科大新入生歓迎会。交流アトラクションでえちゴンから賞品を受 けとる新入生=24日、産文会館 (2024/04/26)


創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)

>>過去記事一覧
蛾眉山へ交流象徴の木彫贈呈へ

 中国・峨眉山市への柏崎市・高柳町による友好訪問が6日から10日まで行われる。交流の発端となった「娥眉山下橋」の橋木をイメージした木彫作品が友好のシンボルとして日本側から中国側に贈られる。

 1825(文政8)年、柏崎海岸に「娥眉山下橋」と刻まれた大きな木が流れ着き、良寛が中国や詩人・李白へのあこがれから「題蛾眉山下橋杭」という7言絶句を詠んだ。木は高柳町岡野町の貞観園に保管されている。この史実により、1990年、当時の当時の永井勇雄・高柳町長らが参加して峨眉山ふもとに良寛句碑を建立。94年には峨眉山市、柏崎市、高柳町が友好交流宣言に調印、以来、青少年の相互訪問を続けてきた。

 今回の訪問に際して高柳町では、句碑建立から10年がたった節目を記念し、橋木をイメージしたものを贈りたいとして、同町の木彫師・牧野廣圓さん(70)に作品製作を依頼。サクラの木に刻まれた高さ一メートルの一体と、カツラの木の高さ70センチの2体が出来上がった。柏崎海岸に漂着した橋木には、怖いような表情をした不思議な顔が刻まれているが、牧野さんは「友好交流のシンボルなので、ほほ笑みのある穏やかな表情にした。高柳のこけしを刻んだ気分」と話す。

 10周年の昨年は柏崎市制60周年と重なり、峨眉山市から何金文市長や舞踊団の人たちなど大勢の人が来日。今回はそのお礼として、西川市長、高橋市議会議長、高柳の樋口町長、吉川議長ら13人が峨眉山市を訪ねる。

(2001/10/ 5)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。