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住居侵入犯の決め手は足跡

 柏崎署は8日、出雲崎町のアルバイトの男(20)を住居侵入の容疑で緊急逮捕した。その決め手となったのは、雪に残された靴の足跡だった。

 この男は同日午後2時40分ごろ、白色ダウンジャケットを着て、西山町別山の民家の勝手口から靴を脱いで台所に侵入したが、家人に発見されそのまま逃走した。110番通報を受けた柏崎署員が西山町を含め近隣を捜索中、出雲崎町内で同じ服装の男を発見し、午後4時半過ぎに逮捕した。男は犯行を否定したが、勝手口の雪面に残された足跡が、男の履いていたブーツと一致したことから犯行を認めた。侵入した目的などはまだ調べ中だ。

 この事件では、容疑者の足跡は同署鑑識係が雪面から石こうで採取した。こうした「雪中足跡」採取法は、雪がとけないように注意を払い、石こうをとく水には雪玉を入れ、十分に冷やす。また、石こうが固まる時に発する熱を抑えるため、断熱効果のあるアルミ粉などをまいてから、石こう液を流し入れる。今回は、見事にこの技術が容疑者逮捕に結びついた。

 同署では、事件に遭って犯人の足跡が残されていた場合、その場所の特定や、降雪から足跡を守るため、段ボール箱をかぶせて保存してほしいと呼び掛けている。

(2002/ 1/10)

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