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柏商「地域の声を聞く会」で閉校後への質問

 今春、生徒募集を停止した柏崎商業(松村武司校長)は1日、教育活動などをめぐる初めての「地域の声を聞く会」を同校図書室で開いた。近隣町内会の住民などから閉校後の学校利用について質問が相次いだ。

 声を聞く会は、開かれた学校を目指す試みで、柏工は昨年度から「柏工トーク」として開き、常盤は先月29日に初めて開催した。柏商では校長、教職員、学校評議員が出席。今年度の募集停止に伴い、生徒は2、3年生の395人。今春の卒業生は71.5%が進学、19.3%が就職で、進路担当教諭は「入れるところでなく、入りたいところを目指す努力を生徒に求めたい」と述べた。

 県は来年度開設する中高一貫教育校で柏商の空き校舎を活用する方針だが、市は学園ゾーン内での新設を要望。常盤を柏商に移転し、県から常盤を譲り受け、二中を移転、整備する案を示している。これについて、柏商生の通学路となる柏木町町内会、一部が二中校区となる桜木町から、「町内は高校生が通ることで活気づき、喜ばしいと思っていた。2年後の閉校の後はどう利用するのか」などと質問が上がった。

 これに対し、松村校長は「9月県会で柏崎中等教育学校の設置がはっきりするだろう。今の状況からして柏商跡地にくると考えてよいと思う」と答え、「当初からここに設置したいという県教委の考えは変わっていない」と述べた。

 周辺町内会は「柏崎テクノスクールも閉校し、さら地になった。既存のものを尊重する考えがあってしかるべきだ」と述べた。また、二中の移転改築先が振り回されたとして、「市、県、地元の考えが違う状態になった。学校も迷惑だろうし、県に意見を言うべきではないか」と迫る一幕もあった。

(2002/ 8/ 2)

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