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コシヒカリの1等比率51%

 新潟食糧事務所柏崎分室が9月20日現在でまとめた柏崎・刈羽の2002年産米検査成績によると、コシヒカリの1等比率は51.1%で、昨年同期の66.2%を大幅に下回っている。8月末のフェーン現象が品質に大きく影響したと見られる。水稲うるち全体の1等は48.2%だが、新品種・こしいぶきは86.0%で健闘している。

 水稲うるち主要品種の1等比率は、越路早生(わせ)40.2%(昨年同期47.0%)、ゆきの精35.5%(同68.4%)、わせじまん30.4%(同16.4%)、こしいぶき86.0%(同91.8%)、コシヒカリ51.1%(同66.2%)。また酒米の500万石が54.5%、もち米のこがねもち35.2%で、昨年を下回っている。

 品質低下の原因について、県刈羽農業改良普及センターは「今年は複合的な要因が多く、分析はこれから」としながらも、越路早生は高温登熟とカメムシ被害、ゆきの精は8月末のフェーン現象による胴割れ、コシヒカリも8月末の高温と乾燥で稲にストレスが生じ、登熟後半期の充実不足が大きな原因と見ている。こしいぶきは品質として若いこと、高温でも食味が落ちないという特徴に加えて、農協と農家が栽培研究会を結成して技術レベルの向上を進めていることが高品質につながっているとする。

 全品種合計の市町村別1等比率は、柏崎市42.7%、高柳町61.1%、刈羽村63.9%、西山町52.0%で、小国町はこの時点で未検査。全体で47.6%。昨年同期は64.5%だった。柏崎刈羽では今年、田植え時期を遅らせる運動を進めた中、刈羽村管内はさらに1週間遅い田植えを奨励しており、同村の数字が高いのはその効果かどうか、今後の分析が注目される。

 県全体の9月15日現在の水稲うるち米1等比率は55.4%(昨年同期67.4%)。コシヒカリ78.6%(同76.1%)、こしいぶき84.1%(同86.6%)、ゆきの精37.2%(同66.1%)、ひとめぼれ42.8%(同53.6%)。

(2002/10/ 7)

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