県内外のランナーが健脚を競った柏崎マラソン=3日、市陸上競技場 (2024/11/05)
伝承学習の成果を披露した綾子舞の発表会。児童生徒66人が一生懸命に披露した=1日、南中 (2024/11/02)
実験や観察など16ブースが設けられた「科学のえんま市」。氷と塩のアイスキャンデー作りにも人気を集めた=市民プラザ (2024/11/01)
>>過去記事一覧
「はたち」の門出を祝う新成人フェスティバル(市教育委員会主催)が憲法記念日の3日、市総合体育館で行われた。さわやかな5月の日差しを浴びながら、約730人の新成人が新調のスーツや和服などでドレスアップして集まり、華やいだ雰囲気。新成人たちは今年から加わった式典、アトラクションなどで人生の節目を確認し合った。
午前10時半から開かれた式典では西川市長が「皆さんは今日を境に、世の中から成人として名実ともに認められ、それぞれの人生を本格的に歩いていくことになる。皆さんが生きていく50年、60年は21世紀の歴史そのものだ。健康に注意し、命を大切にしながら、元気よく人生を目いっぱい楽しみながら生きてほしい」と述べた。
また、市長は「自分を取り巻く社会、国、地球に思いをめぐらせ、これからの人生が意味あるものになることを心から祈りたい。これからの世の中は皆さんに負うところが極めて大きい。精いっぱい貢献してほしい」とも祝福した。
新成人を代表して、半田地区の北村英子さん、北条地区の藤田徳明さんが社会人としての責務を語り、「一人ひとりの個性を発揮し、新しい感性を吹き込みながら、新時代にふさわしい社会を切り開いていきたい」と力を込めて誓った。
続いて、日本海太鼓が和太鼓の音を響かせ、アトラクションの開幕を告げた。抹茶が振る舞われ、市吹奏楽団が演奏で花を添えた。市長と記念写真のコーナーでは、すまし顔でカメラに納まる新成人も。会場のあちこちで、久しぶりに会った友だちとおしゃべりを弾ませ、若さと笑顔があふれた。一方、各地区から選出された新成人が運営を手伝う姿もあった。
観覧席には保護者や一般の人らが詰めかけた。青海川の片山直紀さん(47)は長女の晴れ姿に「あっという間の20年だった。人に愛される人間になってほしい」と感慨深い表情。娘の節目を赤飯を炊いて祝ったという西本町2の相沢志保子さん(50)は「今年の新成人はみんなモラルがいい。式典は心に残る思い出になるので、こうした形であってよかった」と話した。
(2003/ 5/ 3)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。