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ワクチン送る活動でキャップ収集の輪広がる

 発展途上国の子供たちにワクチンを――と、市内の田尻工業団地でペットボトルのキャップ収集活動が広がっている。インターネットで活動を知った市内赤坂町、国立病院機構新潟病院の入院患者たちが会をつくり、収集の輪に加わった。

 集めたキャップはNPO法人エコキャップ推進協会(横浜市)に送り、リサイクル業者への売却益を、途上国にワクチンを送る別のNPO法人に寄付する。キャップ800個で20円。1人分のポリオワクチンが購入できる。ペットボトルの再資源化率アップ、CO2削減も目指す。

 田尻工業団地では新潟富士ゼロックス製造が昨秋から収集を始め、4月までに33人分のワクチンに当たる約2万7000個を協会に送った。団地の協同組合(吉村修吾理事長、18社)に呼び掛けたところ、賛同した各社がキャップを袋に詰めて組合事務所に集め、5月上旬、第1回の約1万2000個を送った。

 一方、新潟病院では入院患者たちが養護学校に車いすを送ろうと、空き缶のリングプル収集を10年ほど続けてきた。「どんな患者も参加でき、役にたつことはないか」と考えていたところ、エコキャップ活動を知り、新潟富士ゼロックス製造に問い合わせた。重症心身障害者の入院患者を中心に四月に「キャップクローバー倶楽部」を発足。ロゴマーク、チラシを作り、病棟、売店、院内施設の16カ所に袋を下げて呼び掛けた。患者や病院スタッフの家族、地域の店に収集の輪が広がっている。

(2008/ 5/30)

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