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文学・平和アワードの表彰式。柏崎関係では4人が優秀賞、一中が特別表彰を受けた=8日、市民プラザ (2025/03/10)

東京電力柏崎新本社事務所の安全祈願祭であいさつする福田副社長(左)=7日、市内駅前2 (2025/03/08)

市内全中学校で行われた卒業式。卒業生は思い出を胸に学びやを巣立った=7日午前、一中 (2025/03/07)
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綾子舞が2年ぶり現地公開
国指定の重要無形民俗文化財「綾子舞」の現地公開(市綾子舞保存振興会、市主催)が14日、市内女谷の綾子舞会館前で行われた。昨年は中越沖地震で中止になり2年ぶり。震災からの復興を願い、演者、囃子(はやし)方がピタリと息を合わせた舞台を繰り広げ、歴史の重みを今に伝えた。会場は市内外から過去最多の2000人以上が訪れ、優雅な舞台を堪能した。
綾子舞は女性が踊る小歌踊と男性による囃子舞、狂言の3種類を総称。出雲の阿国(おくに)の初期歌舞伎の面影を色濃く残す古雅な芸能だ。周辺の水田が黄金色に染まる中、舞台清めの「払い舞」で幕を開け、「常陸踊」「掏摸(すり)」「小原木踊」「恵比寿(えびす)舞」など12演目を披露した。会場は赤いゆらいと独特の所作に見入り、せりふ回しに聴き入った。
熱心に見守った市内出身の北原保雄・前筑波大学長(72)は「けいこの成果が出て、そろっていて美しい。舞台から皆さんの熱意が伝わる。狂言などは研究の対象として興味がある」と話し、“綾子舞応援団長”の須藤武子・日本民俗舞踊研究会代表(76)は「民俗芸能は暮らしと自然にはぐくまれた宝。その意味で鵜川の地で、現地公開が大勢の協力のもとでできることは大変素晴らしい」と感無量だった。
(2008/ 9/16)
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