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環境サミット 中学生が意見・提言
 ごみの散乱やポイ捨ては、ダイオキシン、排ガス対策は──。市内の中学生の代表が西川市長と意見を交わす「環境サミット」(市、市教育委員会主催)が20日、産文会館文化ホールで開かれた。サミットは今月初めから繰り広げられてきた「かしわざき環境フェア’98」の一環。中学生からは市議会さながらの鋭い質問が行われ、市長は前向きな答弁。初めての共同宣言をアピールして、環境保護への意識を訴えた。

 環境サミットは次代を担う中学生たちから環境問題に関心を持ってもらおうと、昨年に続き、2回目。10カ校の代表がやや緊張気味とはいえ、日ごろ学校や地域での活動などを通して考えていることや、感じていることなど、しっかりと意見を述べた。

 この中で、中学生から「空き缶の投げ捨て、ごみが散乱しているが、クリーンゾーンを設けては」「クリーンデー以外にやっている市の活動は」「海岸にごみがあふれる状態だ。パトロールを強化してはどうか」などの質問、提言が行われた。

 市長は「クリーンゾーンのモデル地区を指定して徹底的にやってみるやり方はできるかも知れない。『日本で一番ごみの少ないまち』というような看板を設置することなども考えていきたい」とし、海岸の美化については役所の中でチームを作って研究することにしているとも話した。

 猛毒のダイオキシンへの関心も高く、中学生から「発生するものを作ったりしなければ、発生しないと思うが」「柏崎の濃度は安全基準をみたしているか」などを質問。排気ガス対策としてマイカー通勤の規制、自然を生かしたまちづくりの考え方などが ただされた。

 サミットを締めくくって、市長は「環境問題は根気よく長続きさせることだ。いくつかの提案などをヒントに、今後の市政に生かしていきたい」と結んだ。最後に中学生が「ごみは『つくらず』『捨てず』『見過ごさず』に向け、行動を起こしたい」とした共同宣言を力強くアピールした。

(1998/ 6/22)

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