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見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

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ぶどう村でワイン仕込みに入る
 実りの秋到来を迎え、市内芋川地内、株式会社「柏崎ぶどう村」(植木馨社長)のワイナリー(ワイン工場)で4日から地場産のぶどうで、ワインの仕込みに入った。今年5月から本格稼働したワイナリーにとって、自前の原料を使い、自家工場で仕込みを行うのは初めて。名実ともに柏崎産ワインの誕生を目指す。

 仕込みに入ったのは白ワイン用のミュラー、シャルドネ、赤ワイン用のメルローなど合わせて20品種。平成8年春にフィルム被覆式垣根仕立てによる樹種転換を行ったぶどうで、今年は昨年に続いて2度目の収穫になった。

 前日の3日から90アールの栽培畑で、同社の社員らが総出で作業。今年は盆過ぎまで順調に育ったものの、その後の長雨にやられ、タヌキの食害にも遭ったため、社員らは一房一房ていねいに腐敗果を取り除いた。

 収穫した約2トンのぶどうは、除軸破砕機にかけて軸をはずした後、プレスでつぶし、タンクへ入れて発酵させる仕込み作業が進められた。出来上がりは白ワインが11月中旬ごろ、赤の方は来年夏前ごろに予定している。

 同社では昨年、地場産の原料を使い、技術指導を受けている南魚・大和町の越後ワインで製造。今春には海外輸入の原料をもとに、ワイナリーで醸造した。今回の仕込みに当たって、同社では「原料、工場の両面で地場産。柏崎の風土に培われたワインに期待してほしい」と話している。

(1998/ 9/ 5)

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