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見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

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博物館が3日リニューアルオープン

 今年初めから展示物のリニューアル工事を進めていた市立博物館が3日、新装オープンする。改修は主にテーマ・自然展示室の展示替えが中心で、最新のマルチメディアを導入しながら、より親しまれる施設を目指した。午前10時からセレモニーを行って、工事の完成を祝う。また、同日から国内では最後の公開になる特別展「ネアンデルタール人の復活」が始まっていく。

 同館の展示替えは開館以来、13年ぶり。1階のテーマ展示室は「米山の自然と信仰」をテーマに、里から山頂へ向かうという構成だ。自然系では里山の代表であるコナラ林のジオラマを新たに加え、従来のブナ林のジオラマをボリュームアップ。季節を初夏に設定して、動植物の実物資料や検索装置で紹介し、林の豊かな自然環境を表現した。 

 人文系では米山のある暮らしという視点から、漁具や農具などの実物資料や写真で人々の暮らし、生業を紹介。通路を登山道に位置づけ、高さ約2メートル30センチの本物の米山塔などもお目見えした。信仰の山としてスポットをあて、3面マルチスクリーン、模型などで立体的に紹介している。

 自然展示室では「柏崎の大地といきもの」をテーマに構成。ナウマンゾウコーナーでは発掘調査で出土した切歯(きば)や植物化石など実物資料を展示して、より一層の充実を図った。このほかコウモリコーナーの改造、岩礁海岸の生き物の改修をはじめ、キノコ、昆虫、貝などを展示。各ポイントに検索装置を備え、多様な情報を提供する。

 これらの改修に加え、ミュージアムショップ、天文情報掲示板、山側ロビーにバードウオッチング用単眼鏡、検索装置などを備えた。

(1999/ 4/ 2)

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