PHOTOニュース

見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

>>過去記事一覧
大勢の市民らサケの稚魚放流

 時折春らしい日差しが注いだ3日、市内青海川のサケ増殖センターで、この時期おなじみのサケ放流式が行われ、大勢の市民らが参加して稚魚60万匹の旅立ちを見送った。

 谷根川には昨年、ほぼ平年並みの6,055匹のサケが上り、採卵・受精し約150万匹の稚魚を飼育。春を迎えて順次放流中だ。また増殖事業協会(深井汀会長)では増殖事業への理解を求め、育てる漁業・環境保全についての啓発として、小学生からサケの稚魚を育ててもらったり、学校給食にサケを提供している。

 放流式には稚魚を育てた郡市の小学生や市民ら大勢が参加。米山小のマーチングバンド演奏に続いて、深井会長が「これから放流する稚魚が帰ってくるのは21世紀。いつまでも変わらない谷根川の自然を残していきたい」とあいさつ。市の安達助役、高橋市議会議長も「柏崎でもっともロマンあふれる式典がこの放流式。サケの旅立ちを思うと、人生を見るようで心にしみる」「ふるさとを目指すサケはふるさとを思う人の心と同じ。いつまでもきれいな谷根川の水、そして新しい谷根川もつくってほしい」と呼びかけた。

 この後、参加者全員でサケの稚魚を放流。稚魚はこれから約1カ月間、青海川の湾内で体重が3倍の約3グラムになるまで大きくなり、海流に乗って北の海に旅立っていく。

(1999/ 4/ 5)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。