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見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

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綾子舞現地公開 市内外から600人以上

 国指定の重要無形民俗文化財「綾子舞」の現地公開(市綾子舞保存振興会主催)が「敬老の日」の15日、、市内鵜川の旧鵜川小体育館で行われた。公開はこれで3年続きの雨降り。伝承学習で取り組んだ中学生たちも舞台で熱演を繰り広げ、会場では600人以上が優雅な古典芸能をたん能した。

 綾子舞は、出雲の阿国(おくに)の初期歌舞伎の面影を色濃く残す古典芸能。500年以上にわたって同地区で保存伝承されてきた。この日は中学2年生から1般まで踊り、はやし方を含めて約40人が出演。舞台清めの祓(はら)い舞で幕を開けた後、「常陸踊」「海老すくい」「鐘引き」「小切子踊」「小原木踊」など踊り、狂言など11番を次々と演じた。

 客席では市内をはじめ、東京芸大の学生ら市外から訪れた人たちなどもいて、舞台の所作をじっくりと見入った。また、せりふに共通の部分があることでかねてから互いに関心を寄せていた「雨乞綾子踊」(昭和51年、国指定重要無形民俗文化財)を保存する香川県仲多度郡仲南町から佐文綾子踊保存会の池内正会長ら一行6人が訪れ、「まさにこれが古典芸能だ」と感心し切っていた。

 開演に先立って、綾子舞の保存・伝承を支えた東京の舞踊研究家・須藤武子さんに市、同振興会から感謝状が贈られた。やはり功労者の本多安次・早稲田大学名誉教授には市長が上京の折、自宅に届けることになっているという。

(1999/ 9/16)

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