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見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

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NEC新潟でケナフの刈り取り作業

 市内安田、NEC新潟で13日、工場敷地内で栽培してきた環境植物・ケナフの刈り取りが行われた。社員と家族が早速、ケナフ紙作りに挑戦し、残りは栃木県の製糸会社に送り、名刺などに活用したい考えだ。

 ケナフはアフリカ原産の1年草。生育時に二酸化炭素を多く吸収・固定化することから、地球温暖化防止などの役割が期待されている。同社はNECグループ挙げての環境保護活動の一環として、社内でボランティアグループ「ケナフ十字軍」(隊員47人)を組織。5月に種を植え、水やり、追肥、倒伏防止の支柱立て、ひも張りなどを行った。約1100本が夏に大きく成長し、9月から白い花を咲かせ、4メートルを超えるまでに育った。

 この日は家族連れの社員ら約40人がなた、かまなどを手に、刈り取りに精を出した。隊長の西須優・リニューアル推進センター課長は「最初は生育が心配だったが、夏場に急成長した。これほど伸びるとは」と驚いていた。茎は1メートルほどに長さをそろえ、約3週間乾燥させた後、栃木県の製紙会社に送る。

 また、一部はその場で皮をむいて細かく切り、家庭用のミキサーでくだいて、鍋で煮た。参加者は市販の紙すきセットを使い、早速、紙作りに挑戦した。佐越政一・環境管理センター長代理は「植えて刈り取った後のパルプ化は、費用面などが今後の課題」と話した。

(1999/11/15)

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