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見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

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産業戦略プランのシンポ「自立型・連携型へ」

 市と柏崎商工会議所、柏崎信用金庫の主催で「二十一世紀柏崎産業構造戦略プラン」の推進シンポジウムが21日、柏崎エネルギーホールで開かれた。会場超満員の約160人が聴講し、関心の高さを示した。

 シンポジウムではまず、昨年度までに同プランを取りまとめたホクギン経済研究所の松田宣治所長が「プラン推進とその戦略」と題して基調講演。松田所長は「豊かな自然や大学、世界一の原子力発電所、集積された技術力があり、柏崎ほど可能性に満ちたまちはない」としながらも、「これまでのストックが将来も効果的にその力を発揮することができるかは不明」と指摘。様々な指標と統計数字を示しながら新潟県と柏崎市の置かれている現状を説明し、戦略プランについて「これからはピラミッド型産業構造から自立型・連携型産業構造へ変換を図る必要がある」とまとめた。

 続いて新潟産業大学経済学部の鍋田英彦教授をコーディネーター役に、青芳製作所の青柳芳郎社長(燕市)、五泉ファッションタウン推進協議会の大湊忠男室長(五泉市)、横場精良堂の本間龍夫社長(新潟市)と松田所長が「生き残りを賭(か)けた産業戦略とは」と題してパネルディスカッションを展開。各パネリストが厳しい経営環境を乗り越えて来た経験と様々なノウハウを紹介した。鍋田教授は「パネリストに共通しているのは明るさと元気」として、柏崎の戦略プランを元気を出して推進しようと出席者に呼びかけた。

(2001/ 5/22)

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