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見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

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プルサーマル住民投票後初の刈羽村議会

 刈羽村議会は19日から、東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル計画の是非を問う住民投票後、初めての議会となる6月定例会を開き、初日の本会議で7人が一般質問に立った。このうち、4人が住民投票の結果について村の対応などをただし、品田村長は事前了解の取り扱いについて、「安全協定に基づく了解を一方的に破棄することは、協定に及ぼす影響から慎重に考えるべきだ」と否定的な考えを示した。

 一般質問ではまずプルサーマル推進の立場から、沢田正男氏が今夏の計画見送り後、村としての次の判断時期をただしたのに対し、村長は「現状で村民はノーと判断している。それが変わらないと、村として受け入れるわけにはいかない」とし、「投票で数字として出た結果なので、投票行動で民意の変化を判断するのが1番分かりやすい」と述べた。また、今回の住民投票に関する村民へのアンケート調査について尋ねられ、「有効なら実施したい行政手法だ。やって見る気はある」と答えた。

 プルサーマル反対の立場から池田力氏、長世憲知氏が事前了解の撤回などを求めたのに対し、村長は「安全協定に基づき、よしとした了解だ。協定は村民を守るために締結しているもので、取り扱いは慎重を期すべき。今定例会の議論を踏まえ、県知事、柏崎市長と次の3者会談に臨む」と答えた。会談日程はまだ未定とした。また、「私は反対が過半数を占めた結果を尊重し、行動している。一方、1,533の賛成票もまた事実。多数決原理は少数意見の尊重があってこそ。賛否を含め総合的な立場で村政を運営していくのが仕事だ」と述べた。

(2001/ 6/19)

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