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 記者会見でパリ五輪への意気込みを語った棚村選手(左から2人目)と稲場選手(同3人目)。左は代表コーチで同行する筈井さん=10日、市内西本町3の「まちから」 (2024/05/11)


水辺で咲き始めたカキツバタ。見頃は来週半ばごろになりそうだ=10日午 前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/10)


スタートアップ編を開始した第18期の「柏崎・社長のたまご塾」。11人が 入塾し、夢や目標に向かった=産文会館会議室 (2024/05/09)

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旧日石加工工場のれんが倉庫を関係者が視察

 市教育委員会の呼び掛けで20日、旧日本石油加工柏崎工場内の視察が行われた。山崎完一・県文化財調査委員を招き、市内各方面の関係者らが歴史の面影を色濃く残す赤れんが造りの建物など構内を見て回った。

 同所は1899年、実業家・浅野総一郎が初めて石油精製工場を建てた。国内最古の製油所で、柏崎の近代産業とともに日石の柏崎製油所など百年余りの歴史を刻み、2001年3月まで操業していた。今回の視察は、この施設の利活用を考えようと計画された。

 参加者は、構内に残る明治・大正期の赤れんがの建物やタンク、精留塔などに関心を寄せた。大久保焼きのれんが造りの倉庫に、三井田忠明・市立博物館長は「明治時代から今日まで、柏崎の産業経済を支えた2つの地場産業を象徴する歴史的建造物」とした。また、屋内には木造トラス、アーチ型の窓があり、参加者の目をひいた。

 県や新潟市の文化財方面で活躍し、新潟市内の第4銀行支店を移転して整備中の博物館わきにレストランとして活用する会の座長を務める山崎氏は「れんが造りの建物は近代の産業遺産、立派な文化遺産だ。大幅な劣化は余り見つかっておらず、広く意見を聴き、ゆるやかな活用、保存をした方がよい」と助言した。 

(2004/ 2/23)

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