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見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

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あぜの草刈り軽減へヒメイワダレソウ増殖

 市内宮之窪の市農業振興公社で、水田のあぜや農道脇の草刈りを軽減する被覆植物・ヒメイワダレソウを稲の育苗箱を使って増やす取り組みが進められている。

 農業に携わる人たちが年々高齢化し、少なくなっていることから、農道やあぜの草刈り作業の軽減は、農地保全・農業維持の大きなテーマだ。食の安全のため除草剤の使用は避けなければならず、草やぶにするとカメムシの生息場所となって、食害による品質低下の原因になる。こうした中、シバザクラなど被覆植物を繁殖させる地域が全国で増加。市内では高柳町磯之辺の「梨ノ木田の棚田」でシバザクラ、宮之下の農道脇などでヒメイワダレソウを植栽。柏崎・夢の森公園付近の主要地方道、国道8号バイパス半田交差点付近にもヒメイワダレソウが植えられている。

 市ではヒメイワダレソウを安く、大量に用意して、今後、生産組織や農家に提供したいとして、昨年、市農業振興公社で増殖の実験事業に着手。昨年は夏から降雪期まで育苗ハウスにマルチシートを張り、ヒメイワダレソウの茎と葉を伸ばさせ、冬はシートを巻いて保存していた。今年は5月末から6月初めにかけて、保管していた茎を稲わら切断用の押し切りを使って長さ3センチ前後にカット。野菜苗用の土に混ぜて育苗箱に入れ、ハウスに並べた。

(2007/ 7/14)

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