PHOTOニュース

見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

>>過去記事一覧
故官親房さんの文を一冊に

 市内加納、清瀧寺の住職を務め、昨年12月に77歳で亡くなった志田憲弘さんが「官親房」のペンネームで書きためた大量の原稿を、妻テイさん(78)が遺稿集「叛ニャ心経」にまとめ、このほど自費出版した。テイさんは完成した1冊を仏前に供え、「80歳を迎えたら本を出版しよう」という生前の約束を“一足早く”果たした。

 「叛ニャ心経」はA5判・486ページ。「生い立ちの記」から、憲弘さんの小説を収録した「北日本文学」まで16章で構成した。文豪・故井伏鱒二さんとの交流が深かったことから、書簡や同寺を舞台に書いた井伏さんの小説「野生の鴨」「母屋の念仏」など五編(いずれも雑誌「新潮」)も収められている。テイさんは前書きと後記を書くとともに、自分で描いた日本画の多くを挿絵として添えた。

(2007/ 8/ 9)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。