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柏崎原発の海底断層、03年に把握

 中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽原発の沖合18.5キロにある海底断層について、同社が2003年に過去の見解を覆して活断層の可能性があるとの再評価をしていたことが五日分かった。これまで一切公表しておらず、東電は同日の記者会見で初めて明らかにし、中越沖地震後に実施した海域調査の暫定評価で改めて活断層と確認したことを説明した。この断層は「F―B断層」と呼ばれ、今回の地震との関連性が指摘されている。

 柏崎刈羽原発では2、5号機以降の設置許可申請のため1979年度から85年度にかけて海域を調査。沖合周辺でF―AからDまでの4本の断層を確認したが、長さ約7―8キロとしたF―B断層は上の地層が切れていないことなどから、耐震設計で考慮する活断層として評価しなかった。

 しかし03年、経済産業省原子力安全・保安院の指示を受けて再評価を実施。地層の波状の変形なども活断層評価に加える新しい基準で見た結果、想定地震がマグニチュード7の長さ20キロの活断層の可能性があると判断し、保安院に報告。中越沖地震後の調査の音波探査で活断層と評価して、長さを約23キロとした。

(2007/12/ 6)

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