PHOTOニュース

見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

>>過去記事一覧
剣野沢遺跡、遺構から集落景観も

 県埋蔵文化財調査事業団が18日、国道8号柏崎バイパス建設に伴い、市内剣野町地内で発掘調査を進めている剣野沢遺跡の現地説明会を開いた。午前、午後に市民ら90人が集まり、学芸員の説明を熱心に聞いた。

 剣野沢遺跡は丘陵すそ部の沖積地にある遺跡で、縄文時代後期後半―晩期の下層、中世(13世紀主体)の上層からなる。調査の対象面積は約3000平方メートル。8月から発掘調査に着手し、これまでに上層の約1600平方メートルを終了した。

 調査では、上層に鎌倉時代を主体とする集落を確認。掘立柱建物を3棟以上、井戸13基、柱穴約250基が出土した。水田跡なども推定され、居住域と生産域の遺構の出方などから当時の集落の景観をうかがわせた。

 また、土器、陶磁器類では13世紀ごろの珠洲焼、土師(はじ)器を中心に多数。県内でも類例の少ない木製の鉢、漆器の合子、くしなどがまとまって見つかった。

(2008/10/20)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。