home >> パソコンで楽しむ >> パソコンの「困った!!」助け舟INDEX | アプリケーションが動かず閉じられない
Internet Explorerなどのアプリケーションを使っているときに、突然パソコンの動きが止まり閉じるボタンをクリックしても終了できなくなることがあります。
原因は色々あって簡単には特定できません。Webを利用しているときは自分のパソコン以外に原因があることもあります。殆どの場合はユーザーが不適切な操作を行ったときに発生するように思えます。アプリケーションの製作者が想定できなかった操作の組み合わせで、アプリケーションが動けなくなる場合があるのだと思います。
パソコンの操作ができなくなったとき、パソコンの電源ボタンを長押しして強制終了し、Windowsを再起動すると改善することがありますが、繰り返すとパソコンに悪い影響を与えますのでなるべく避けた方が良いと思います。
パソコンの動きが止まったように見えても、ハードディスクへのアクセスが続いていることがあります。慌てないで少し待ってみましょう。パソコンのHDDアクセスランプ(LED)が点灯していないか必ず確認する必要があります。ハードディスクにアクセス中にパソコンの電源を切ると、最悪の場合ハードディスクを損傷してWindowsが起動できなくなります。
アクティブなウインドウやプログラムを終了するショートカットキーは、Alt+F4です。
Altキーを押しながらF4キーを押すと、ウインドウの閉じるボタンをクリックしたと同じにプログラムを終了してウインドウを閉じます。複数のプログラムやウインドウを開いているときは、一つのウインドウやプログラムを閉じると、次のウインドウやプログラムにアクティブが移動しますから、続けてキー操作すると順に閉じることが出来ます。
この方法が出来ると大きいウインドウで隠された小さいウインドウも閉じることが出来るのですが、場合によっては閉じることが出来ないことがあります。
キーボードのCtrlとAltを押しながらDeleteを押すとタスクマネジャーを起動できます。
タスクバーの空白のところで右クリックし、メニューの[タスクマネジャーの起動]をクリックしても起動します。
Windows Vista/7では表示されたメニューの中から[タスクマネジャーの起動]を選択します。
タスクマネジャーの[アプリケーション]タブに表示されているアプリケーションが、現在動いているアプリケーションです。[状態]に「実行中」と表示されています。[状態]が「応答なし」となっているものが動作が停止しているアプリケーションですが、「実行中」でも停止しているように見える場合があります。
[タスクマネジャー]の[アプリケーション]タブで、[実行中]又は[応答なし]の終了したいタスクを選択して、右下の[タスクの終了]ボタンをクリックすると終了できます。タスクマネジャーを終了するには、右上の[閉じるボタン](X)をクリックします。
タスクマネジャーの[プロセス]タブをクリックすると、メモリ上に常駐しているプログラムが占有しているメモリのサイズ、CPUの稼働比率などが表示されます。ユーザー名がWindousを開いているユーザーだけの時は、下の[すべてのユーザーのプロセスを表示]ボタンをクリックすると、[SYSTEM]が使っている情報も表示されます。
表示されている順序は、初期値は左の[イメージ名]の昇順に表示されていますが、上の[ユーザー名][CPU][メモリ]などの項目をクリックすると、それぞれの項目で表示順を昇順・降順に切り替えられます。
[System Idle Prosess]の[CPU]が高い比率ですが、システムが使われていない状態ですので今の場合は無視します。
障害になっているプロセスがあれば選択して、右下の[プロセスの終了]ボタンをクリックして障害を取り除きます。
ファイルにロックがかかっていると、ファイル操作が出来なくなるようです。普通はファイルを閉じるとロックが外れるのですが、強制的に終了してしまったり、ネットワークや共有パソコンで他のユーザーが使用中とか正常に終了してなかったなど、ファイルにロックがかかったままになっていることがあります。
ファイルのロックを外すには、Windowsのコマンドプロンプトでコマンド操作で対処できるようですが、難しいのでフリーソフトを使います。Windowsが起動しないと使えません。
ブラウザの検索で、「ファイル ロック 解除」などのキーワードで検索すると、「Unlocker」というフリーソフトを紹介しているサイトがたくさんあります。使用方法が載っているページもあります。ダウンロードはVectorのサイトからできます。
色々手を尽くしても終了できない時は、パソコンの電源ボタンを長押しして強制終了ではなく、パソコンのリセットボタンを押して再起動してみます。
ノートパソコンの場合はリセットボタンがないものが多く、あっても底部の小さい穴の中にあり細い突起で突くようになっていて判り難い。スタートボタンから「再起動}を選ぶ方法がありますが、パソコンが動かない状態では使えない。
リセットボタンが使えない時は、パソコンの電源ボタンを長押しして強制終了することになります。
ハードデスクのアクセスLEDが点灯したままの時に電源を切るのは、ハードディスクを壊す危険があります。
Windowsを再起動するときは、まずセーフモードで起動してみます。セーフモードはOSに問題が生じたときのための診断用の起動モードで、画面の解像度は低く起動に時間がかかります。周辺機器のドライバや機能が無効になっているものが多くありますが、起動できればファイルのロックを解除するなどトラブルの原因を取り除くことが出来ます。
セーフモードでWindowsを起動するには、パソコンの電源ボタンを押したら(再起動の時は起動し始めたら)、(BIOSからWindowsのロードに移行する前に)キーボードのF8キーを押し続けます。起動メニューが表示されたら、矢印キーでセーフモード(または「Safe Mode」)を選択します。
セーフモードで起動できたら、トラブルの原因を取り除く方法がわからなくても、正常にWindowsを終了してから、通常のWindowsで起動してみます。ハードディスクが壊れていなければ、Windowsが正常に起動する場合が多くあります。さらにトラブルのあったアプリケーションを起動してみます。Windows やアプリケーションの起動と終了は「開く」「閉じる」だけでなく、たくさんのファイルを処理していますので、パソコンの操作は丁寧に取り扱うことが必要です。
注意!!:Windows 8/10 の場合は、このF8キーを押してWindowsを起動することが初期値では出来ません。詳しくは別ページの「Windows10/8でセーフモードで起動したい」を参照。
Windows やアプリケーションが正常に起動・終了できれば改善されたのですが、ハードディスクに損傷がないかチェックしてみるとよいと思います。ハードディスクにはファイルをが保存されていますが、ファイル本体のほかに「何処に何を保存しているか」というデーターベースが保存されています。データーベースが壊れ「何処に何を」の情報が実際のファイル本体の所在と違うときは、そのファイルを読みだすことができなくなります。
Windowsのツールに「エラーチェック」という機能があります。Windowsが動いているときはファイルを使っているので、Windowsを起動するときにハードディスクの中を調べてくれます。時間のあるときにチェックしてみるとよいと思います。
ディスク使用中にそのディスクを検査できません。
次回コンピューター起動時にハードディスクの検査をしますか。
Windowsを終了して次回起動するときにハードディスクのエラーチェックが行われる。チェックするドライブによっては,5.の[開始]ボタンをクリックしたときに直ちにチェックが行われることがあります。