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パソコンの「困った!!」助け舟

画面が真っ暗になった

「パソコンの電源ランプ(LED)が点灯していて画面が見えない」時は、ディスプレイの故障かもしれません(「突然黒い画面になる」参照)が、「用があって操作をしていたパソコンから離れ、暫く経って戻ったらパソコンの画面が真っ暗になっていた。」ということはトラブルでなく、省電力やセキュリティ(留守に他人が画面を見るのを防ぐ)のため、一定時間経過したら画面を見えなくする設定によります。通常マウスを動かしたり、ダメなら電源ボタンを押す(短時間)と画面が表示されます。

電力プラン

コントロールパネルの[電力オプション]で、ディスプレイの電源を切ったり、パソコンをスリープさせたりする時間(パソコンを操作しない時間)を設定しています。

電力オプションを開く

コントロールパネルの[電力オプション]を開く方法

電源プランの設定

用意されている電源プランは、[バランス][省電力][高パフォーマンス]の3つですが、このプランを基に独自のプランを作ることも出来ます。3つのプランはWindowsヘルプとサポートでは次のように説明しています。

バランス
必要なときはパフォーマンスを最大にし、非動作のときは電力を節約します。大部分のユーザーにとって、これが最良の電源プランです。
省電力
システム パフォーマンスと画面の明るさを抑えて電力を節約します。このプランをラップトップで使用すると、1 回のバッテリ充電量を最大限に利用することができます。
高パフォーマンス
画面の明るさを最大にし、状況に応じてコンピューターのパフォーマンスを増大させます。このプランでは、電力消費が大きく、ラップトップのバッテリ持続時間が短くなります。

「ラップトップ」とは、膝の上に載せて使える小型のコンピューターで、デスクトップに対する言葉のようです。ノートパソコンやタブレットと思ってよいでしょう。

「パフォーマンス」優先か、「省電力」優先か、両方の「バランス」を取ったプランかを選択できるので、ノートパソコンを固定電力を使わないで電池で駆動する時は「省電力」を選ぶと長時間使うことが出来ます。
[高パフォーマンス]は、[電源プランの選択]の下の[追加のプランを表示します]をクリックすると表示されます。

それぞれのプランの[プラン設定の変更]をクリックすると、[ディスプレイの電源を切る]と[コンピューターをスリープ状態にする]の時間を設定できます。パソコンを操作しない状態がここで設定した時間経過すると、ディスプレイの電源が切れたり、スリープ状態になったりします。

「スリープ」について

「スリープ」(sleep)は「睡眠を取る、活動していない」という意味ですが、パソコンでは作業中の状態をメモリに残したまま使用電力を少なくした状態を言います。以前は「スタンバイ」と言っていました。作業を再開するときは直ちに元の状態に戻れます。スリープ中に停電などパソコンに電力の供給が止まると、メモリに残したものは失われます。

「休止状態」はスリープと違い、作業中の状態をハードディスクに保存して電源を停止します。再開するときは通常の起動と同じく電源ボタンをオンにすると、BIOSを読み込みWindowsを起動し、ハードディスクに保存してある作業していた時の状態をメモリに読み込んで元の状態に戻りますので、スリープの時よりも時間がかかります。ハードディスクに保存していますので、停電などパソコンに電力の供給が止まっても元の状態に戻られます。

Windows Vista 以降は、最初スリープに入り一定時間(18時間?)経つと休止状態のようにハードディスクに保存し、メモリには低電力を供給する「ハイブリット スリープ」が既定になっています。

参考URL:マイクロソフトのWebページ スリープと休止状態: よく寄せられる質問

スクリーンセーバー

電源オプションの外に、一定時間パソコンの操作を停止しているとデスプレイの画面を見えなくし動画を表示させる機能に「スクリーンセ−バー」があります。

ディスプレイが以前のCRT(ブラウン管)だった時、同じ画面を長時間表示させるとCRTが損傷するため、自動的に動画を表示させるソフトがスクリーンセーバーです。現在では液晶のディスプレイになりその役割が変わり、ユーザーの不在時に画面を他人に見せないようにするなどに使われていますが、液晶ディスプレイが普及した最近のWindowsの初期値では機能しないようになっていて、省電力の電源オプションの方が使われるようになりました。

スクリーンセーバーの設定

デスクトップの何もないところで右クリックし、メニューの[個人設定]をクリック。右ペインの[スクリーンセーバー]をクリック、[スクリーンセーバーの設定]ダイアログボックスで、初期値では(なし)と表示されているリストボックスのスピンボタン(▼)をクリックして、スクリーンセーバーを選択します。
例えば、「ブランク」を選択すると黒い画面を表示します。「フォトギャラリー」は[設定]ボタンをクリックしてフォトギャラリーに取り込んだ写真・ビデオか指定したフォルダにある写真・ビデオを表示します。

[待ち時間]で設定した時間パソコンの操作を停止した時から、スクリーンセーバーが表示されます。

[再開時にログオン画面に戻る]のチェックボックスにチェックを入れると、再開時にWindows起動時の画面(パスワードを設定しているときは入力が必要)に戻ります。

スクリーンセーバーは、プログラムが動作して画面を表示しています。電源オプションでスリープや休止状態に入れば、プログラムは動作しないのでスクリ−ンセーバーは表示されません。


first upload:2014-10-24   御連絡はメールでお願いします。(質問に答えるページではありません。)