テキストエディタ
検索・diff・Git・CSV編集を大改造 テキストエディタMIFES 11を使ってテキストエディタについて書いてみようと思います。


はじめに

メモ帳は、テキストを入力してメモ書きとして使ったり、フォントサイズなどを変更して簡単な文書を作成・印刷することができます。
保存すると 拡張子は .txtになります。
他にCSVファイルやHTMLファイルを開いて編集することができます。

メモ帳では、漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベット・記号などテキストを入力できますが、
フォントの種類やサイズ変更以外はほとんど機能がありません。作業する内容によっては、やや機能が不足している、操作しにくいということになります。
そこで テキストエディタを使います。

メモ帳が扱うことのできた CSVファイル、HTMLファイル、CSSファイルなどの編集をはじめ、
メモ帳では開けなかったPHPファイルなどプログラミング言語が書かれたファイルを開いて編集したりすることができます。
拡張子に応じて、HTML言語やプログラミング言語の文法に適した編集モードになり 可読性が向上します。
テキストエディタの代表的な機能であり、これを シンタックスハイライトといいます。

「100GB」までを安全に取り扱えるファイルとしてサポート

「100GB」のファイルまで、安全に取り扱えるファイルサイズとしてサポートします。
バックグラウンドでのファイル読み込みを実現、巨大ファイルも開いた直後から編集が可能です。

違いが見えるファイル比較(diff)

ファイル比較(diff)機能のエンジンとユーザーインターフェイスを刷新、2つのファイルの違いを分かりやすく明示します。
mifes11_diff.png

  1. ファイル比較用のツールバーと比較編集中の操作画面

スクロールする

編集位置にジャンプ

文字・行単位でカーソルを移動する
キーボードの[↑][↓][→][←]キーでカーソル位置が移動します。
半画面/全画面単位にスクロールする
[PageUp][PageDown]キーで半画面上下にスクロールします。
半画面スクロールを全画面スクロールに変更することもできます。
【設定】-【環境設定】-「動作」タブの「PageUp/PageDownの単位」を「1画面」にします。
水平スクロールバーの仕様について
水平スクロールバーが表示されている状態で、ガイドライン/桁ゲージ上で右クリックして表示されるメニューから「ウィンドウ幅で折り返す」を選択するとスクロールバーが非表示になります。
この右クリックメニューからの設定はカレントウィンドウにのみ有効な設定です。

文字列の検索

検索方法と概要

検索方法説明英字大小文字の区別/同一視
通常検索指定した文字列を検索します。半角の*や?などの文字列もそのまま指定して検索できます。(例) "MIFES"と指定して、"MIFES"を検索します。あり
ワイルドカード検索「*」(任意の文字列)や「?」(任意の1文字)を使って検索します。それ以外は、文字列をそのまま指定して検索できます。(例)"MI*"と入力すると、"MIFES""MIW7""MINE"などを検索することができます。あり
正規表現検索正規表現のための記号を使って文字列を指定し、他の検索方法よりも複雑な検索文字列を指定することができます。(例) "MIW[1-7]"と 指 定 す ると、"MIW1"、"MIW2"…"MIW7"の7つの文字列を検索することができます。なし

|あいまい検索|半角と全角、ひらがなとカタカナ、括弧({[「…、英字の大文字と小文字、「ず」と「づ」、「ぶ」と「ヴ」などを同一視しながら検索します。また、記号やスペース・タ
ブなども無視しながら検索します。(例) "まいふぇす"と指定すると、"まいふぇす"のほかに、
"マイフェス"、"マイフェス"、"マイ-フェス”なども検索することができます。|なし|

DOSコマンドを実行する

他のアプリを実行する

MIFESからDOSコマンドを実行できます。
WindowsのコンソールやDOS窓とは異なり、実行コマンドをコピー&ペーストで再実行したり、実行結果を他のウィンドウにコピー&ペーストできます。
スクロールやファイルとして保存することも可能です。
DOSシェルエスケープウィンドウを開く
【ツール】-【DOSシェルエスケープ】を選択します。
DOSシェルエスケープウィンドウが開き、コマンドプロンプトが表示されます。

ファイルのバックアップ

保存時にバックアップファイルを作成・更新します。
ファイルを編集し、保存した後に、前の状態に戻すときや、変更部分を再確認する場合などに利用できます。
【設定】-【環境設定】を選択し「その他」タブをクリックします。
設定項目は以下のとおりです。

  1. 作成方法
  1. 拡張子
  1. 多重度
    バックアップファイルの数を設定します。1 ~ 10重まで設定でき、編集ファイルの保存時に、
    最も古いバックアップファイルに最も大きい番号が付くように拡張子を変更して、バックアップファイルを作成します。
  2. 作成位置
    バックアップファイル保存するフォルダを指定します。
    編集ファイルと同じフォルダ
    編集ファイルと同じフォルダにバックアップファイルを作成します。
    特定のフォルダを指定
    バックアップファイルを作成するフォルダを指定します。

●Gitのクライアント機能を搭載
分散型バージョン管理システムGitのクライアント機能を搭載しました。
GitHubなどからクローンを作成し、ファイルを編集してアップロードするまでの一連の操作が可能です。
ブランチ、マージ、リベース、フェッチ、リセットなどにも対応した本格的な機能をMIFESから実行できます。
▼Gitクライアント機能の履歴画面
mifes11_git.png 

●検索・置換・grep機能
シンプルな検索はツールバーの検索窓で、正規表現などの検索方法や検索の範囲・向きを指定した検索はダイアログで、それぞれ実行できます。
定評のあるグローバル検索(grep)と同様に、検索結果をリストに出力し、該当箇所へダイレクトにジャンプも可能になりました。

検索速度も旧バージョンから大幅なスピードアップを実現しています。

▼検索結果をリスト出力する「全検索」機能の実行後画面。右側のリストが検索結果。
mifes11_search.png 

●バイナリエディタでもあり、CSVエディタでもある
バイナリファイル、XMLファイル、CSVファイルそれぞれに専用の編集モードを搭載しています。
ファイルの拡張子や自動判定により、各編集モードで開き、編集が可能です。

本バージョンで大幅に刷新したCSV編集モードでは、要望の多かったタイトル行・列の固定化や複数行表示に対応、本格的な行・列・セル単位での編集が行えます。対象ファイルサイズも「100GB」までサポートし、行のソート(sort)、行の単一化(uniq)機能もスピーディーに実行されます。

▼バイナリファイルの操作画面/バイナリモード
&ref(): File not found: "mifes11_binary.png、80%" at page "テキストエディタ"; 

▼XMLファイルの操作画面/XMLモード
mifes11_xml.png 
「XMLモード」の搭載
改行やインデントがないXML系のタイプ(HTMLも含む)のファイルを、構造にそって疑似のタブや改行を入れて見やすくインデント表示します。

名前を付けて保存で、実際のタブや改行にしてインデント表示どおりに保存することも可能です。

▼CSVファイルの操作画面/CSVモード
mifes11_csv.png 

●ユーザーインターフェースとカスタマイズ機能
高解像度ディスプレイにも対応してより見やすいデザインに改良しました。

特にツールバーは最新OSに合わせたデザインに刷新し、ファイル比較(diff)、CSVモードには専用のツールバーを新たに用意するなど、多機能でありながら、迷うことなく操作することができます。

編集画面の背景色・テキスト色・フォントサイズと行間・メニュー・ショートカットキーなどの設定機能や、マクロコマンドの作成機能も変わらず搭載し "my MIFES" にカスタマイズが可能、以前のバージョンの設定も引き継ぐことができます。


添付ファイル: filemifes11_csv.png 38件 [詳細] filemifes11_xml.png 39件 [詳細] filemifes11_binary.png 22件 [詳細] filemifes11_search.png 33件 [詳細] filemifes11_git.png 43件 [詳細] filemifes11_diff.png 43件 [詳細]

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Last-modified: 2023-02-07 (火) 08:17:31 by pukiwiki 1.5.4(210.158.170.222)