新潟県/ゆたかな自然環境・文化を生かして

ゆたかな自然環境・文化を生かして†

佐渡市には,ゆたかな自然や史跡，文化を伝えつづけているたくさんの観光地があリ，毎年多くの人がおとずれます。

外海府海岸や尖閣湾，小木半島，大佐渡スカイラインなどには，美しい自然があります。
ﾀﾄ海府の大野亀付近では，初夏になるとカンゾウが咲きみだれ，カンゾウまっりも行われます。

カンゾウの花(大野亀)

相川の金銀山では，江戸時代から平成の時代まで掘リつづけられた金銀山の坑道の跡を見ることができます。
また，相川だけでなく，金銀がとれた鉱山がいくつかあります。

相川金銀山「道遊の割戸」（相川）

２０１０（平成２２）年に「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」として世界遺産の暫定リストに入リました。
佐渡は流人の島としても知られています。承久の乱にかかわった

順徳上皇，日蓮宗を開いた日蓮上人，歌人の京極為兼，能の名人世阿弥などが流されましたが，
これらの人たちのことをはじめ，歴史を物語る史跡が数多く残っています。

新穂の佐渡ト午保護センターや野生復帰ステーションには，国際保護鳥のトキが飼育されています。
2012 (平成２４）年４月には，３６年，い川こ自然界で卵からトキのひなが誕生しました。
毎年，佐渡ではトキの放鳥が続けられ，自然界に定着できるよう，国・県・市，そして，市民が保護に取組んでいます。

島内各地で能楽や狂言，人形芝居，鬼太鼓などの伝統芸能がさかんに行われています。
これらの郷土芸能を見に来る観光客もたくさんいます。春から夏にかけての観光シーズンには，各地の能舞台で薪能が演じられます。
能を身近に感じてもらうよう，能舞台で能を体験できるところもあります。

このほか佐渡には，やきものづくリ，竹細工，砂金とりなどの体験ができるところも多く，
毎年多くの小中学生が修学旅行で佐渡をおとずれます。

８月のアースセレブレーション（国際芸術祭）や，９月に行われるトライアスロンには，国内だけでなく，
外国からもたくさんの人が集まり，島は大変にぎわいます。


薪　能(新穂)	誕生したトキのひな (写真:環境省提供)