上越市と上越地方

上越市

 2005(平成17)年の市町村合併で大きくなった上越市の人口は20万人をこえました。
973kmという広い面積のほとんどが田園中山間地で,ゆたかな自然を大切にしながら,いっそうの発展をめざしています。
高田地区と直江津地区の中間にある高さ180mの山地には,戦国時代の武将上杉謙信がいた春日山城のあとがあります。

江戸時代のはじめに高田平野に高E日城がっくられてから,高田地区は城下町としてさかえてきました。

主な施設や産業

城下町の名ごりをとどめる高田地区には,城のあとに高田公園や学校,図書館,博物館,陸上競技場,野球場などがあリ,
市民のいこいの場となっています。
高田公園には約3,400本のサクラの木,お堀には東洋-といわれるほどたくさんのハスが植えられ,多くの見物客がおとずれます。

高田平野に広がる上越市.png

市街地の本町通りや仲町通リ,大町通りなどには,総延長16kmの日本一長い「雁木」があリ,江戸時代からの歴史を感じさせます。
JR高田駅前には雁木風アーケードがつくられて,新しい商店街として生まれかわりました。

JR高田駅前.png
雁木風アーケードのあるJR高田駅前

直江津地区は,古くから港町としてさかえてきました。
現在は,アルミ加工や電子工業の工場などが集まる,上越テクノセンターがあります。
また,上越火力発電所が建設され. 2012 (平成24)年7月から運転が開始されています。
工業の発展で,直江津港は国際貿易港に指定されています。

上越市には広々とした高田平野があリ,昔から農業がさかんでした。江戸時代に中江用水,上江用水などがっくられ,
今でも米づくりに役立っています。

牧区には,宮口古墳群などの遺跡が多く,板倉区には大きな仏像のある山寺薬師など,歴史を語る文化財があります。
清里区には,ロ径が65cmもある大きな反射望遠鏡をそなえた,星のふるさと館があリ,星の好きな人たちがおとずれます。
関川の東側の北陸自動車道上越インター周辺には,リージョンプラザ上越や上越科学館などの施設,
ショッピングセンターなどが立ち並び,大ぜいの人でにぎわっています。

また,中越地方の南魚沼市に通じる北越急行ほくほく線があり,北陸自動車道も通っているので,
夏は海水浴やキャンプに,冬はスキーを楽しみにたくさんの人がおとずれます。

2015(平成27)年の開通をめざし,北陸地方と首都圏を結ぶ北陸新幹線の建設工事も進められています。
上越市,糸魚川市には、新幹線の駅ができ,ますます発展してくことが期待されています。

市町村合併と二つの都市

市町村合併前の上越地方には20の市町村がありましたが2005(平成17)年には下の表のように三つの市になりました。

市町村合併3.png

糸魚川市は,海や山があり,自然にめぐまれています。糸魚川市から静岡県にかけて大きな地層のずれ(フォッサマグナ)があります。
小滝川渓谷はヒスイの産地として有名です。こうしたとても貴重な自然をふくむ公園として「世界ジオパーク」にみとめられました。

小滝川渓谷.png
小滝川渓谷

妙高市は,妙高山が有名です。妙高高原地域,妙高地域には昔からの温泉があります。
冬は雪が多いので大きなスキー場がいくっもあります。
土地の高さを利用した高原野菜の栽培もさかんです。この二つの市は,自然を生かした観光を中心に発展してくこと力湖待されています。

妙高山のはね馬.png
妙高山の「はね馬」


添付ファイル: file市町村合併3.png 26件 [詳細] file高田平野に広がる上越市.png 26件 [詳細] file妙高山のはね馬.png 24件 [詳細] file小滝川渓谷.png 27件 [詳細] fileJR高田駅前.png 22件 [詳細] file 31件 [詳細]

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Last-modified: 2022-06-03 (金) 19:20:48 by pukiwiki 1.5.4