伝統文化と環境を大切にする佐渡市

位置と自然のようす

佐渡島の面積は855.26km2(へいほうキロメートル),沖縄本島に次いで日本で2番目に大きな島です。
島のまわりの長さは, 280.9kmあります。

佐渡島は,北に大佐渡,南に小佐渡の2列の山地と,これにはさまれた国中平野の三つに分けられます。
国中平野の東には両津湾,西には真野湾のくびれがあって,島全体がSの字型になっています。

産業と人々のくらし

佐渡市は2004 (平成16)年3月,10の市町村が合併して生まれました。
佐渡市には,約6万2000人が住んでいます。

佐渡市は水産業がさかんです。とれる魚で多いのはぶりとあじです。

これらは主に大ぼう網(大型定置網)でとれます。
特に冬の寒い時期にとれる寒ブリは形も大きく味もいいので消費者からよろこばれています。
佐渡のまわりには全部で16あまりの定置網があります。

いかも多くとれ,いかっりのシーズンになると,いかを集めるための明るいライトをつけた船がたくさん港から出て行きます。
近年,栄養に富む,海洋深層水を活用して,放流用あわびの生産や,とってきたえびなどの飼育(蓄養)も行われています。
農作物では,国中平野を中心に米がっくられています。国中平野では水田の整備が進み,1ha(0.001)の広さに整備された
水田も見られる一方,里山の棚田でも米づくりが行われています。

寒ブリ.png
寒ブリ(両津湾)

南蛮えびの蓄養.png佐渡海洋深層水施設.png
南蛮えびの蓄養佐渡海洋深層水分水施設(畑野)

佐渡産のコシヒカリはおいしい米として有名で,トキの野生復帰を考えて,化学肥料や農薬を減らした米づくりで,
「朱鷺と暮らす郷づくり認証米」として売り出されています。 20日(平成23)年には,
トキの野生復帰活動から生まれた「食」と「命」を育む農業システムが高く評価され,
ユネスコのGIAHS(ジアス:世界農業遺産)に日本で初めて認定されました。

このほかに,八珍柿とよばれる柿も,羽茂を中心にさかんにつくられています。
上品な甘味と,とろける肉質が好まれ「おけさ柿」として東京や大阪、北海道など,日本各地に送られています。

おけさ柿の出荷作業.png
おけさ柿の出荷作業(羽茂)


添付ファイル: file寒ブリ.png 24件 [詳細] file南蛮えびの蓄養.png 32件 [詳細] file佐渡海洋深層水施設.png 27件 [詳細] fileおけさ柿の出荷作業.png 29件 [詳細]

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Last-modified: 2022-06-03 (金) 19:20:48 by pukiwiki 1.5.4