「桐」の基本的な構成をご紹介します。
桐は「表」と呼ばれるファイル(拡張子.tbx)にすべてのデータを保存します(以後、「表」という言葉を使用した場合は、
この「桐のデータが保存されたファイル」を意味します)。
「表」にどんどんデータを入力することで、1000 万件を超える膨大なデータを蓄積することもできます。
ただし、表の形式はデータをまとめて入力したり一覧表示する場合には向いていますが、つぎのような場合には、別の機能を
用いた方が便利です。
・たくさんの項目を1 画面に表示して編集する
・データを入力・確認する際に、操作しやすい(見やすい)よう画面に配置する
・複雑なレイアウトの印刷をする
桐では「フォーム」と「レポート」というふたつの機能を用いることにより、データをさらに活用することができます。
フォームという機能を使うと、表のデータを「カード形式」や「伝票形式」、「一覧表形式」などの体裁で入力・表示することができます。
事前に印刷の体裁を定義しておき、そのレイアウトにしたがって表のデータを印刷するのがレポートです。伝票などの各種の帳票や集計表、タックシール、はがき、封筒などに印刷することができます。
伝票形式での印刷例
「フォーム」にも「レポート」にも、データは1件も入っていません。データはあくまでも「表」に保存されています。
フォームとレポートは、表のデータをどのように見せるか/印刷するかを定義した「衣装」でしかありません。
「衣装」を複数用意することで、「表」はひとつであっても、「いろいろな見せ方」や「いろいろな印刷」ができます。