桐のスタート(起動)と終了の方法について説明します。
桐をスタートする(起動する)には、いくつか方法があります。
1 Windows のデスクトップ画面にある[桐10]のショートカットアイコンにマウスを合わせます。
2 [桐 10]のショートカットアイコンをダブルクリックすると桐が起動します。
スタート画面に登録されている桐のアイコンをクリックします。
スタート画面
スタートボタン
Windows の[スタート]ボタンから[すべてのプログラム]または[プログラム]を選んで、[桐10]→[桐10]をクリックします。
桐を終了する方法はいくつかあります。ここでは一例を説明します。
1 メニューバーの[ファイル(F)]をクリックします。
2 [桐の終了(X)]をクリックします。
「桐は終了したくないが、表は終了(保存)したい」という場合は、右上にある[閉じる]ボタンをクリックします。
桐のタイトルバーにある[閉じる]ボタンをクリックすると、桐が終了します。
桐の基本的な画面構成について解説します。
桐の表編集画面には「表示」と「編集」のふたつのモードがあり、表を開いた直後は「表示モード」になっています。文字
を入力することはできません。
① セル ........................................ データを保存する「マス目」のことです
② カーソル ................................ 処理の対象となるセルを表しています
③ マウスカーソル .................... マウスの位置を表示しています。作業状況によって形状は変化します
④ 行セレクタ ........................... 行番号を表示しています
⑤ 項目名 ................................... 項目の名前です
⑥ スクロールバー .................... 表を上下・左右にスクロールするためのバーです
⑦ 終端行 ................................... 表の最後にある空の行です
⑧ タイトルバー ........................ 使用しているファイル名や編集モードを表示しています
⑨ メニューバー ........................ 様々な機能を呼び出すメニューです
⑩ ツールバー ............................ 使用頻度の高い機能をアイコンで表示しています
⑪ 状態インジケータ ............... 表の編集状態を示すバーです
⑫ ファンクションバー ........... キーボードのファンクションキーに割り当てられている機能名を表示しています
⑬ ステータスバー .................... 選択したメニューの説明や処理状況、エラーメッセージなどを表示するためのバーです
編集モードになると画面がつぎのように変わります。
表示モード:左側
編集モード:テキストカーソルが表示され、行セレクタには「鉛筆マーク」が表示される。
表示モード
編表示モード 集モード:ファンクションバーの表示が変わる
※編集モードに切り替える方法は「データを入力する」(P.15)を参照してください。
桐を使用するうえでぜひ知っておいてほしい画面を紹介します。
表の再定義画面
表は項目の名前やデータ型(文字列を扱う項目、数値を扱う項目)などといった「枠」を決める必要があります。その枠の内容を決める作業を「再定義」といいます。
ヘルプ画面
桐の機能を詳しく知るには、「ヘルプ」をご覧ください。
メニューバーの[ヘルプ(H)]をクリックし、[ヘルプの表示(H)]を選ぶと「ヘルプ」が表示されます。
また、画面右上にある[?]アイコンをクリックすると、その画面に関連した説明が表示されます。
桐もExcel も「セルにデータを入れる」という使い方をするので、「何がどう違うの?」と思われるかもしれません。
確かに「住所・氏名・電話番号」といった情報は、桐でもExcel でも管理できます。用途によっては「どちらでも同じことができる」場合もあるので、違いが分かりにくいのも無理はありません。
桐とExcel との一番の違いは、つぎのような点です。
・Excel は自由にデータを入力できる。
・桐は枠を定めデータを制御する。
Excel はある項目に「金額」を入力し、次の行の同じ項目に「メモ」を書くことができますが、桐は「金額」の項目には「金額」しか入力できません。
桐の方が少し“頭が堅い”のかもしれませんが、データを“縛る”ことで「破綻なく大量に蓄積する」ことができます。
桐はデータをためてこそ真価を発揮します。 [#sdf78b9f]
データをためる「器」を準備する方法はいくつかあります。
「表」を新たに作成する方法を説明します。
1 メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[新規作成(N)]を選びます。
2[ファイルの種類(K)]が「表」になっていることを確認して[OK]をクリックします。
※フォームファイルを作成する場合は[ファイルの種類(K)]で「フォーム」を、レポートを作成する場合は「レポート」を選びます。
3 新しく作成する表ファイルの名前を決めます。
[ファイル名(N)]の欄にファイル名を入力して[作成(C)]をクリックします。
4 「簡易作成」や「テンプレート」などを使って簡単に表を作成することができます。画面右下のをクリックし、以降は画面のメッセージに従って表を作成します。
Excel で作成したデータを、桐のデータに変換して利用することができます。
1 メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[開く(O)]を選びます。
2[ ファイルの種類(T)]の をクリックして、「MicrosoftExcel ファイル」を選びます。
3 桐の表に変換するExcel ファイルを選び、[開く(O)]をクリックします。
4 変換する範囲、表ファイル名を指定して[OK]をクリックすると簡単に表を作成することができます。
他のアプリケーションソフトで管理しているデータも、「CSV」形式のファイルに書き出すことで、桐のデータに変換して利用することができます。
1 メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[ファイル変換(G)]を選びます。
2 [Microsoft Excel などで作成したCSV ファイル(C)]を選び、画面右下のをクリックします。
3 [CSV ファイル名(S)]と[桐の表名(T)]にファイル名を指定し、画面右下の→をクリックします。
以降、画面のメッセージに従って操作を進めていくことで表を作成することができます。
一度作成した表の設定を変える場合は、表を「再定義」します。
1 メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[開く(O)]を選びます。
2 再定義する表を選んで[再定義(D)]をクリックすると、再定義画面が表示されます。
※表の編集画面からメニューバーの[表示(V)]をクリックし、[再定義へ(D)]を選んでも再定義することができます。
表にデータを入力したり、修正するための方法を説明します。
表にデータ(行)を追加するためには、つぎの操作を行います。
行をカーソルのある位置に追加(挿入)する
メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[行追加(A)]を選びます。
最後の空行に「文字カーソル」が表示され、文字を入力することができます。
◇ファンクションキーでの操作:[Shift]+[F4(行追加)]を押す◇
メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[行挿入(I)]を選びます。
カーソルが「文字カーソル」に変わり、文字を入力することができます。
◇ファンクションキーでの操作:[F3(行挿入)]を押す◇
左右の項目に文字カーソルを移動するには、マウスで目的の項目をクリックするか、つぎのキーを押します。
・つぎの項目に進む: [Enter]キー/[Tab]キー
・前の項目に戻る: [Shift]+[Tab]キー
データを訂正するにはつぎの操作を行います。
・キーボードで[スペース]キーを押します。
・または、マウスでダブルクリックします。
目的のセルに「文字カーソル」が表示され、文字を入力/訂正することができます。
メニューバーの[編集(E)]をクリックし、[訂正(E)]を選びます。
訂正モードに切り替わり、連続してデータを入力/訂正することができます。
◇ファンクションキーでの操作:[F2(訂正)]を押す◇
入力したデータを確定するにはつぎの操作を行います。
メニューバーの[編集(E)]をクリックし、[表示(I)]を選びます。
表示モードに切り替わります。
◇ファンクションキーでの操作:[F4(表示)]を押す◇
入力したデータをキャンセルする
入力したデータをキャンセルしてデータ訂正を中止する場合は、キーボードの[Esc]キーを押します。
つぎの画面が表示されるので、[はい(Y)]をクリックします。
ファンクションキーの機能は、編集モードでは編集モード用に切り替わります。
おもな機能をつぎに示します。
[F2](直前値) : 直前行の同一項目の値を複写する
[F3](直前行) : 直前行の全項目の値を複写する
[F4](表示) : 編集モードを終了して表示モードに戻る
[F6](カナ変換) : カーソル位置のひらがなをカタカナに、カタカナをひらがなに変換する
[F7](半角変) : カーソル位置の全角文字を半角文字に、半角文字を全角文字に変換する
[F11](元に戻す) : 訂正前の内容に戻す
[Shift]+[F2](値複写) : 他の行の項目の値を複写する
[Shift]+[F7](時刻) : 現在の時刻を入力する
[Shift]+[F8](日付) : 現在の日付を入力する
[Shift]+[F9](計算) : セルに入力した計算式で計算を行う
[Ctrl]+[F8](値復活) : 訂正前の内容に戻す
[Ctrl]+[F9](値削除) : 文字カーソルより後ろの文字を削除する
桐ではあらかじめ用意したデータを「選んで入力」することもできます。
「性別」のように入力する内容が決まっている場合は、「内容を選ぶ」ことができれば便利で入力ミスもありません。
桐では「値集合(あたいしゅうごう)」を使うことで入力できる内容を「選ぶ」ことができます。
【準備方法】
値集合 は表の再定義画面(P.14)で設定します。
目的の項目をクリックしてから、メニューバーの[属性(O)]をクリックし、[項目属性(P)]を選びます。
[値集合]タブで設定します。
キーとなるデータを入力後、「別の表のデータを参照入力する」ことができます。
これを「表引き(ひょうびき)」といいます。
たとえば、商品の「分類コード」を入力すると「商品名」の一覧が表示され、そこから選ぶことができます。
【準備方法】
表引きは表の再定義画面(P.14)で設定します。
目的の項目をクリックしてから、メニューバーの[属性(O)]をクリックし、[項目属性(P)]を選びます。
[表引き]タブで設定します。
表の中から目的のデータを抽出する「絞り込み」について説明します。
「大阪府に住んでいる人だけを選びたい」など、「ある条件に該当するデータだけ抽出する」ことを「絞り込み」といいます。
データを抽出したい項目にカーソルを合わせ、メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[絞り込み(V)]→[値(X)]を選びます。
[値(A)]に「目的のデータ(大阪府)」を入力し、オプションを設定して[実行(E)]をクリックします。
(「大阪府」を入力して[先頭一致]を選んだので、「大阪府から始まるデータ」を抽出します)
「絞り込み」に「絞り込み」を重ねたり、「補集合」ができるのは、桐の大きな特長のひとつです。
【操作方法】
絞り込んだ状態で、さらに絞り込むことができます。
項目[マンション名]を選び、[絞り込み:値]画面で[定義済みを絞り込む(D)]を選んで実行します。
項目[マンション名]にデータが入ってる人(アパート・マンション住まいの人)を抽出します。
絞り込んだ状態で、「補集合」を実行すると、前回の絞り込みで「対象外」となったデータを抽出することができます。
メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[絞り込み(V)]→[補集合(H)]を選びます。
項目[マンション名]にデータが入ってない人(一軒家の人)を抽出します。
絞り込みの解除にはふたつの方法があります。絞り込みを1段だけ解除する「解除」と、絞り込みをすべて解除する「すべて解除」です。
・1段だけ解除:メニューバーの[行操作(R)]→[解除(K)]を選びます。
・すべて解除 :メニューバーの[行操作(R)]→[すべて解除(X)]を選びます。
※絞り込みが1回だけのときは、どちらを実行しても結果は同じです。
複数の条件を設定して一度に絞り込むこともできます。
【操作方法】
メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[絞り込み(V)]→[条件名(C)]を選びます。
[条件1]の行に「絞り込みの条件」を複数入力します。
(ここでは「東京在住の女性」という条件を設定)
※[住所]の「"東京"*」は「東京から始まるデータ」という意味です。
[絞り込み:値]画面(P.21)で[拡張辞書検索を行う(X)]をチェックすると、右のような文字の違いを同じ文字として扱います。
表に登録されているデータと、[値(A)]に指定したデータに違いがある場合でも、正しくデータを検索することができます。
表に登録されている文字の種類の違いを緩和してデータを探すときに便利です。
空白文字の有無: 高村 光太郎=高村光太郎
全角と半角: KIRI =KIRI
ひらがなとカタカナ: きり=キリ
大文字と小文字: KIRI =kiri
清音、濁音、半濁音、子音: かくた =かくだ
ソフトウエア=ソフトウェア
繰り返し記号と直前の文字: 佐佐木 信綱=佐々木 信綱
長音と直前のかな文字の母音: キーワード=キイワァド
マウスで任意の行を選択してデータをひとつずつ確認しながら絞り込むこともできます。
「行セレクタ」をクリックする
と、その行全体を選択できます。
行を指定した状態で、「Shift キーを
押しながら」別の行をクリックする
と、複数行を範囲選択できます。
行を指定した状態で、「Ctrl キーを押しながら」別の行をクリックすると、クリックした行だけ選択できます。
行を選択した状態でメニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[絞り込み(V)]→[選択行(V)]を選びます。
行を選択した状態でメニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[絞り込み(V)]→[選択行(V)]を選びます。
表のデータを一定の順序で並べ替えることを「並べ替え」といいます。
表のデータを「日付順」や「売上金額順」、「クラス別出席番号順」といったように、目的に応じた順番に並べ替えることができます。
ここでは、試験結果のデータを「学年ごとに合計点の多い順」に並べ替えます。
【操作方法】
1 メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[並べ替え(N)]を選びます。
並べ替えの条件を設定する画面が表示されます。
2 左側の[項目名(I)]の一覧から[学年]、[合計]を選んで[>(R)]をクリックします。
右側の[整列項目(J)]に[学年]と[合計]が移動します。
(整列順を「降順」にすることで、合計点の高い順に並べることができます)
3 [整列項目(J)]で[合計]を選んで[整列順(O)]をクリックして「降順」を指定してから、[実行(E)]をクリックします。
「合計点順に並べ替えたい」「教科の成績順に並べ替えたい」など、並べ替えたい条件が複数ある場合は、毎回条件を入力しなくても「条件を保存する」「保存した条件を呼び出す」ことで簡単に表示を切り替えることができます。
[並び替え条件] 画面の右上にある(条件保存)や、(条件一覧)をクリックすることで、条件の保存・呼び
出しができます。
表のなかのデータを別の値に置き換える「置換」について説明します。
すでに存在するデータを置き換えることを「置換(ちかん)」といいます。
置換では数値データの計算のほか、文字列や日時などの計算を行うこともできます。
[年][月][日]の3項目の内容をもとに、[生年月日]のデータを作成します。
【操作方法】
置換したい項目にカーソルを合わせ、 メニューバーの[編集(E)]をクリックし、[置換(R)]→[項目置換(I)]を選びます。
[値もしくは式(H)]に式を入力し、[実行(E)]をクリックします。
[生年月日]のデータから「年齢」を算出することもできます。
【操作方法】
置換したい項目にカーソルを合わせ、 メニューバーの[編集(E)]をクリックし、[置換(R)]→[項目置換(I)]を選びます。
[値もしくは式(H)]に「#年齢」関数を利用した式を入力し、[実行(E)]をクリックします。
桐は(特に設定をしない限り)一度確定したデータは自動的に変わることはありません。このため、誕生日が過ぎても[年齢]の値は
増えません。
現時点での年齢を出したい場合は、もう一度「置換」を実行します。
※項目計算式で年齢を算出している場合は、メニューバーの[編集(E)]をクリックし、[置換(R)]→[再計算(E)]を実行します。
表からいらなくなったデータを削除します。
不要になったデータを削除する場合は、「行削除」を実行します。
【操作方法】
削除するデータ選んで、メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[行削除(D)]を選びます。
確認画面が表示されるので、[はい(Y)]をクリックします。
「不要なデータを選んで削除する」だけでなく、「2010 年より前のデータを削除したい」「退会済みの人だけ削除したい」など、
条件に合うデータだけを削除することもできます。その場合は「絞り込み」(P.21)を利用します。
次の手順で行います。
1 メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[絞り込み(V)]→[値(X)]などで絞り込みます。
削除したいデータだけが表示されます。
2 メニューバーの[編集(E)]をクリックし、[すべて選択(L)]を選びます。
3 メニューバーの[編集(E)]をクリックし、[削除(D)]を選びます。
4 メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[解除(K)]を選びます。
データが削除されます。
削除しなかったデータが表示されます。
桐では、削除したデータは一時的に「隠れた状態」になっているだけです。 このため、間違って削除したデータも簡単に元の状態に戻すことができます(これを「行復活」といいます)。
1 メニューバーの[表示(V)]をクリックし、[削除行(X)]を
選びます(チェックが入ります)。
削除したデータの端に「X」が表示されます。
2 復活させる行を選んで、メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[行復活(U)]を選びます。
選んだ行の左端の「X」がなくなります(色が戻ります)。
3 メニューバーの[表示(V)]をクリックし、[削除行(X)]を選びます(チェックをはずします)。
削除行の表示がなくなります。
削除したデータは一時的に「隠れた状態」になっているだけなので(ファイルには残っているため)、そのままではファイルサイズは小
さくなりません。
データを完全に削除する場合は「表整理」を実行します。
メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[表整理(Z)]を選びます。
※表整理を行うと、行復活ができなくなるので注意してください。
数値データを分類し、分類ごとに合計などを出す「集計」について説明します。
日々の「売上げ金額」を管理している表では、「日別に売上げを集計する」「支店ごとに売上げを集計する」「担当者別に売
上げを集計する」など、「分類別」に集計を取ることができます。
売上げ管理表(左図) 日別売上げの集計結果(右図)
【操作方法】
1 メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[行集計(L)]を選びます。
2[総計を取る(K)]と[集計グループ(G)]をチェックし、[1]の[大計]のセルにあるをクリックして一覧から分類項目である[売上日]を選びます。
画面右下のをクリックしてつぎの設定画面に進みます。
3[総計の計算式(F)]を指定します。
横スクロールバーのをクリックして項目[売上額]を表示します。
[行1]のをクリックして一覧から関数「#合計」を選びます。
→をクリックしてつぎの設定画面に進みます。
4 [大計の計算式(F)]を指定します。
まず、[売上日]の[行1]の▼をクリックして一覧から関数「#項目値」を選びます。
つづけて、横スクロールバーのをクリックして、項目[売上額]を表示します。
[行1]の▼をクリックして一覧から関数「#合計」を選びます。
[実行(E)]をクリックして集計します。
5 表の一番左の行セレクタに「L」と表示されている行が「大計」の結果です。日付ごとに売上額が集計されています。
6 データの行(データ行)と集計結果の行(集計行)が混在しているので、集計行だけの表示に切り替えます。
メニューバーの[表示(V)]をクリックし、[集計行のみ(O)]を選びます。
集計の結果だけが表示されました。
行セレクタに「G」と表示されている行が「総計」です。
集計状態を解除するには、メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[解除(K)]を選びます。
行集計では、「日付ごとの売上げを各支店単位で集計する」といったことはできません。
このような集計を取るときには「転置集計」を使います。
(左図)売上管理表 (右図)日付ごとの売上げを支店単位で集計
【操作方法】
1 メニューバーの[行操作(R)]をクリックし、[転置集計(T)]を選びます。
(最初の説明画面に目を通し、→をクリックして設定画面に進みます。)
2 [見出し項目(G)]の[項目名]の▼をクリックし、一覧から分類項目である[売上日]を選びます。
→をクリックしてつぎの設定画面に進みます。
3 [転置項目名(R)]には、(各支店ごと集計を取るので)[支店名]を選びます。
→をクリックしてつぎの設定画面に進みます。
4 [集計項目名(T)]には、集計したい項目[売上額]を選びます。
[実行(E)]をクリックして集計します。
5 転置集計した結果を「別ファイル」として作成します。
表形式だけでなく、カード形式でデータを表示・編集することもできます。
「ひとつのレコードに注目して内容を見る」という場合は、表形式よりも「カード形式」の方が便利です。
桐は「ワンタッチフォーム」機能を使うことで、データを見やすく表示することができます。
(左図)表形式:多くのレコードを一覧で見ることができる
(右図)カード形式(フォーム):1レコードに注目して内容を見ることができる
【操作方法】
メニューバーの[表示(V)]をクリックし、[ワンタッチ カード形式に切り替わります。
フォーム(1)]を選びます。
※ワンタッチフォーム機能で表示できる項目数は、20 項目程度です。(データやレイアウトなどで異なります)
ワンタッチフォームは桐のウィンドウの内側に表示されます。
表示されない部分は、「桐のウィンドウのスクロールバー」を使ってスクロールします。
フォームの状態でも表と同じようにデータを入力したり、修正することができます(詳細は「データを入力する」(P.15) を参照)。
すでにあるデータを修正する
「行挿入」や「行追加」で新規入力
ワンタッチフォームは、実行されたタイミングで桐が自動的に生成するものです。ワンタッチフォームを保存しておくと、最
初からフォームの状態で表を開くことができますし、再定義画面でレイアウトを変更することもできます。
【操作方法】
1 メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[ワンタッチフォームの保存(A)]を選びます。
2 ファイル名を指定して[保存(S)]をクリックします。
【操作方法】
フォームは、表ファイルとは別のファイルとして存在しています。このため、フォームファイルを直接呼び出すことができます。
1 メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[開く(O)]を選びます。
2 [ファイルの種類]で「フォーム」を選び、フォームファイルを選んで[開く(O)]をクリックします。
カード形式と表形式を切り替える
フォームから表に、表からフォームに切り替えることができます。
フォームから表
メニューバーの[表示(V)]をクリックし、[表編集(W)]を選びます。
表からフォーム
メニューバーの[表示(V)]をクリックし、[フォーム編集(W)]を選びます。
※保存していないワンタッチフォームの場合は、メニューバーの[表示(V)]をクリックし、[ワンタッチフォーム(1)]を選びます。
ワンタッチフォームだけがフォームではありません。
フォームを新規作成することで、いろいろな形式のフォームを作成することができます。
【操作方法】
1 メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[新規作成(N)]を選びます。
2 「フォーム」を選んで[OK]をクリックします。
3 作成するフォームのファイル名を入力して[作成(C)]をクリックします。
4 フォームの種類を選び、画面右下のをクリックします。以降は画面のメッセージに従って操作し、フォームを作成します。
表のデータを印刷するのが、「一覧表印刷」と「レポート印刷」です。
「一覧表印刷」は、表を一覧表形式で印刷します。「レポート印刷」は、伝票、タックシール、はがきや封筒など、一覧表の形式にとらわれることなく多彩なレイアウトが可能です。
一覧表印刷の新規作成
【操作方法】
1 目的の表を開いてから、メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[印刷(P)]→[一覧表(T)]を選びます。
2 [新規作成(N)]をクリックします。
3 [一覧表印刷の属性]画面にある[用紙]~[フッタ]の各タブで必要な設定を行います。すべての設定が完了したら[OK]をクリックします。
4 設定した一覧表印刷に名前(条件名)を付けます。
【操作方法】
1 目的の表を開いてから、メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[印刷(P)]→[一覧表(T)]を選びます。
2 目的の条件名を選び、[印刷(P)]をクリックします。
「東京在住の人だけを印刷したい」といった場合は、表で「絞り込み」(P.21 参照)を行った状態で一覧表印刷を実行してください。
絞りこまれたデータだけを印刷することができます。
【操作方法】
1 メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[新規作成(N)]を選びます。
2 「レポート」を選び[OK]をクリックします。
3 作成するレポートのファイル名を入力して[作成(C )]をクリックします。
4 作りたいレポートの種類を選び、画面右下のをクリックします。以降は画面のメッセージに従って操作し、レポートを作成します。
【操作方法】
1 メニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[開く(O)]を選びます。
2 [ファイルの種類(T)]を「レポート」にして、印刷するファイル名を選び、[開く(O)]をクリックします。
3 プレビューが表示されます。
印刷する場合は左上の(印刷)をクリックします。
印刷の際、レポートファイルを直接開くと、表に保存されているすべてのデータが印刷されます。
「東京在住の人だけを印刷したい」といった場合は、つぎの手順で行ってください。
1 レポート印刷を行う前に表を開き、データを絞り込みます(P.21 参照)。
2 ニューバーの[ファイル(F)]をクリックし、[印刷(P)]→[レポート(F)]を選び、[開く]画面でレポートファイルを選びます。